昔のメモの束を読み返していたら、雲南白薬と併用した針灸の治療法のメモが出て来た。怪我が化膿してしまった症例であった。

 日本では、針灸師が薬を出すことは医師法違反になるので、こうした治療法はできないのではあるが、速やかに治すためには、中国では、針灸と漢方薬を併用する。

 漢方薬に詳しい薬剤師と、中国の伝統針灸を学んだ針灸師が、協力して治療にあたると治癒が早くなる。
 このメモでは雲南白薬を使っていたが、西洋薬であれば、ペニシリンなどの抗生物質と針灸とを併用するのと同じである。