先日、日曜日に、友人と飲んで、その席で、医療機関が現在次々に廃業している話をした。マイナンバーカードと保険証が統合されるので、そのシステムを導入しなければならないが、大きな病院なら対応可能であるが、小さな医院ではカルテの電子化などをしていないので、コスト的に引き合わないために、自分(医師)も高齢となり医院を継ぐ子供もいないので、赤字で経営するよりもいっそのこと廃業してしまおうという医院が多いそうである。

 これに青ざめた神奈川県では、先日、妙な郵便を全医療機関に配布した。

 神奈川県内の病院や医院やその他の医療機関が、今年の9月末日まで営業し続けると確約すると、お金じゃぶじゃぶ補助金を無料で配るそうである。医院だけでなく、針灸院やマッサージ院や整骨院なども廃業が始まっているようで、針灸院やマッサージ院や整骨院も、9月末日まで営業するという確約書を提出すると、神奈川県から補助金を貰える。

 しかし、残念なことに、僕の針灸院は、神奈川県から東京都渋谷区へと先月移転した。
 神奈川県は、僕の針灸院の引き留めに失敗した。

 そんな感じで、神奈川県では、医療機関が廃業や東京へ移転しないようにお金をばらまき始めたが、手遅れのような気がする。