スープカレーを作って食べた。
 以前に世田谷代田に住んでいたことがあり、下北沢が近所だったことから、マジックスパイスというカレー店に時々行った。辛いのが苦手なので、店の裏メニューである辛い香辛料を入れていないベースそのものを出してもらってそれを食べていた。その店は注文を受けて辛さを5倍とか10倍にしてから提供するので、ゼロというものがあるのである。
 それは香辛料や野菜や肉のスープであり、それで十分においしかった。

 それがもとになって、野菜スープをつくって、あとでカレーっぽく仕上げるというスタイルで僕はスープカレーを作っている。

 昔、僕がまだ料理をしなかった頃、天才ITエンジニアの相坂さんが自宅に呼んでくれて御馳走をいただいたが、かなり美味しい物を食べさせてもらった。それで、健康のために自炊を勧められ、先ずはポトフのようなあっさりとしたスープを大量に作り、初日はそれを食べ、翌日は醤油か味噌でちょっと味を変えて食べ、三日目はカレーにして食べると手間がかからないと教わった。

 そんなことで、僕のスープカレーの師匠は、天才ITエンジニアの相坂さんと、下北沢のマジックスパイスである。