最近、オリーブの実をよく食べる。カルディで「フレッシュ・オリーブ」といって売っている物を買ってみて美味しかったのでリピートしているのである。
 フレッシュと書いてありながら、生のオリーブの実は食べられたものではないそうで、塩漬けにしてえぐみを抜いてあるそうである。それでも苦いのが嫌いな人は、オリーブをあまり好まないと思う。

 オリーブの実は若いうちは緑であり、熟すと黒になるそうである。店頭でブラックのオリーブとグリーンのオリーブとが売られていても種類が違うわけではなく、収穫時期が異なるだけだそうだ。オリーブオイルは、この熟した実の方を絞って採取するそうである。

 さて、このオリーブの実であるが、体にどのように良いのか調べた。『本草備要』に、肺に良いと書いてあった。僕は昔タバコを吸っていたので肺は弱っていると思う。そういう面では、ありがたい食材である。また津液を潤すとあり、歳をとってくると津液が不足してきて、口が乾いたりなどの津液不足の症状が強くなってくるため、この面でもありがたい。

 オリーブと言うと、オリーブオイルばかりに話が行ってしまうが、オリーブの実もそれなりにおいしい物なので、オリーブの実のファンとしては、実も食べて欲しいと思っている。
 また、料理にエクストラバージン・オリーブオイルを使っても、もっとオリーブの香りが欲しくなることがある。その際には、オリーブの実を刻んで混ぜると、オリーブの香りと味を強くできる。その際にはオリーブの実が塩漬けであることを失念すると塩っぱくなって困るから、その辺は経験が大切かなと思います。