最近更新できて
ませんでしたね。。
でも久々であれ
なんですが
今日は一人の女性の話を・・
とあるスナックのママさんなんですが
僕がプロレスを始めて
間もない頃に出会った方で
練習生時代から応援して頂き
怪我で入院した時、デビューした時
また怪我で手術した時、前団体を辞めた時
色んな節目(そうでない時も)で
心配し励ましてくださった方。
仕事でヘマをした時
先輩に怒られ落ち込んで
お金もなく、行く宛ても無い時
松葉杖で寮にいずらく寮を離れ
冬の大阪を家無しで彷徨ってた時
数えきれない位
何度も何度も励まして
助けてくださった方。
僕は正直、前団体を辞めた時に
プロレスも辞めようかと思ったんですが
今までの色んな事を思い出し、考えると
受けた恩に報いないまま他の道を進んだとしても
世話になった人への恩も返せない男が
他の事をしても、何を残せるんだと思って
せめてこの恩を・・
この気持ちに応えねば、男ではないと思い・・
今がある訳なんですが
少し前にその方が
癌であることが発覚し
抗癌剤治療の効果もなく
手術が決まり
成功しても声が出なくなります
手術を拒めば余命半年・・一年。
僕の母親に近しい歳
独身で子供も無く
普通の女性が幸せとするものを
捨てて、一所懸命生きてきた人生。
その代償がこれなのかと思うと
すごくやりきれない気持ちになります
そして、結局恩だ何だのと息巻いても
それを成し得てない
自分に嫌気がさします
生き急ぐなと人はいいますが
世の中には、待ってはくれないものも
ありますよね・・
歯に衣着せぬ毒舌も
酒焼けでかすれた歌声も
もう二度も聞けないんですよね
でもね
無責任かもしれないですが
僕は良いと思うんですよ。
そう僕が心に浮かぶのは
千利休の「破れの美」なんです
形ある花瓶が、小姓のミスで欠けてしまったとき
それを不完全な物と見るのではなく
その割れ目に花を活けることにより
新たな美を創造する
そして、それによって
切腹を覚悟する小姓の命を救い
秀吉の心も救う
大茶人の風格。
・・
・・・そう
だからママさんの人生も
懸命に生きてきて欠けた
けどね
その割れ目は決して欠点ではなく
新たな美しさの誕生だと思うんですよ
当たり前じゃないですか
真面目に一所懸命生きてきた人の
生き様が不完全なはずがないじゃないですか
そう
だから
その割れ目に花を活けましょうよ
そしてね
次に会うときのあなたは
前よりきっと美しい
以前より一段と綺麗になってるはず
僕はねそんなあなたに会うのが
楽しみでたまらないんです。
・・ただこんな感傷に浸っていたい時
少しでも思い出を噛み締めていたい時にも
やらなければいけない仕事は山積みで
まるで僕がここ(この時)に留まるのを許さないかのように
時間は過ぎ去って行きますね
さあもう行かないと
やらなければ
でもきっと
また戻ってきます
ここに。