「読んでみて」とおすすめ本としてうちに置いてあった本


『虹いろ図書館のへびおとこ』

ちなみに俺がすすめめられたわけではないので盗み読みみたいな感じなのかな😏
息子が体調を崩し俺も疲れていたので布団に入っていた休日。
なんとなく読み始めました…。


 

 

表紙の絵を見れば絵本好きにはわかっていただけるかなとは思いますが、絵本に登場しているさまざまなモノたちが描かれています。


白いブチの犬

声の大きなネズミ

コック帽かぶったカラス

抜き足差し足忍び足で歩くほっかむり


物語の中に

絵本や児童文学のエピソードが散りばめられています。


でも!!


『ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ』

のように本そのものを取り巻く事件ではなく


『本のない、絵本屋クッタラ』

のようにぴったりの絵本を探して紹介するわけでもなく


『金魚屋古書店』

のように個性豊かな登場人物が古書店で楽しいドタバタをするのでもない


絵本のエピソードが現実でなぞらえている


とでもいいましょうか。

俺も保育中に

「この状況、あの絵本みたいだ!」と思うことあります。


なんていうかこの本は…

うまいんです。上手なんです。ええ塩梅で絵本のエッセンスが入ってくるんです。


さて、

物語のキーワードは


図書館

転校生

学校休む


でしょうか。

俺は

図書館利用ほとんどしません。

転校したこともありません。

学校を休むこともほとんどありません。勉強めんどくさいなぁはあったけど人に会いたくないから行きたくないって思ったことありません。


物語の中の設定とは1ミリも接点のない俺が

話に共感し

感嘆し

感動し

涙しました。

久しぶりに本を読んで号泣しました。

こんなに泣くのは『永遠の0』読んだ以来だからかなり久しぶりか。

枕びしょ濡れでした。


驚きに涙して

「よかったなー」って涙して


あまり内容を詳しく書きたくない派です。

内容に関してコメントも書きたくない派です。

名シーンや大切な言葉もたくさんあるけどもそれも書かない派です。



でもこれは読んでほしい。

絵本や本が好きなら読んでほしい。



読みやすさとちょうど良い加減の物語の深さとさっぱりさ。

分類としては一般書で単行本で日本文学小説

となっています。

児童書くらいの読みやすさだけどもそれよりは物語に厚み深みはある。でもかなり読みやすい。


それにしても…

俺もいろいろ本を読んでいますが


これは心動いた!


たくさんの人に読んでもらって思いを共有したいなぁと思いました🧔


今回本レビューを書こうと思って調べたら

シリーズで出てるのを知りました。

せっかくの感動をこのままにしたい気持ちと読んだら終わるなぁという気持ち。

読もうかな読まずにいようかな。


ってそれもまたこの本のテーマのひとつですけどね😏


ほんとこれ読んでほしい!!

俺がただただ絵本が好きだからおもしろかったのか、

例えば「エパミナンダス」って言われてそれが何かわからない人が読んでもおもしろいのか、

いろいろ話したいなぁと思いました🙇


ほとんど内容を紹介せず、ただひたすら読んでみて感想聞きたいなぁという本レビューでした🙇


 

 

俺もだれかの居場所を作れているのかなぁ。