『育成保育園』
で研修会をしてきました。

内容
1.各クラスの子どもたちと絵本の読み合い
2.絵本研修会
         ~絵本の魅力と可能性について~

子どもたちと読み合いを終えたあと、近くの中華料理屋さんで、油淋鶏定食大盛ご飯2杯食べて、身も心も満たされてからのスタートです😁
(いやほんと、安くて旨くて量が多いのね。最高でした。絵本の話じゃなくなった💦)


↑2歳の保育室を使って研修会。隣の外江保育園の職員も合流してこんな感じでスタート

これまで行ってきた研修会とかわらない流れで話をしていきました。

・広がる絵本の世界

その①でもふれましたが、改版前の絵本も見比べながらエリック・カール氏の絵本の作り方や作品にこめた想いなどをお話ししていきました。やはり、これからもながくながく読み継がれていく絵本で間違いありません😌

育成保育園は、3歳未満児の保育園なので、『赤ちゃん絵本』についてもお話しをしました。構成の特長や本の造りなど。


の2冊を取り上げ、比べてみました。
『だるまさんが』は「困ったときのだるまさん」という格言があるように(←勝手につくりました😁)保育園新生活がスタートした4月からよく読まれています。保育園だけではなく、家庭やおはなし会でも読まれています。

『うさこちゃん』シリーズは保育園ではあまり読まれていません。この絵本は裏表紙に「1才から」と書いてありますがあまり読まれていません。

かがくいひろし氏が表現した世界とディック・ブルーナ氏が表現した世界は大きく違います。

かがくい氏は
擬音を出し、テンポよく進み、そして動きのある絵を描く「うごき、音、リズム」で読者に楽しんでもらおう。

ブルーナ氏は
イラストをシンプルにすることで、読者が自分でイメージして、うさこちゃんが動きだすようにしよう。

なんか正反対だなと思い取り上げました。
保育園でもブルーナ氏の絵本を読んでみると子どもたちは、ニコニコしながら読んでいます。どちらの絵本も俺は好きです😊
保育園でぜひブルーナ氏の絵本も読んでほしいなと思います。いろんなことを想像しながら読むことでしょう😊

・読み合いについて

いつも研修会で『読み合い』『響き合い』について話をするのですが、いつもと違ってました。それは研修会が始まる前に実際に俺と子どもと先生と一緒に絵本を読んでいるところ。

同じ絵本を4回読んだこと
いつも読んでる絵本でも自分とは読み方が違うこと(読み方は決まってない)
先生の「さわらせて」が違うこと
ひとつとして同じ「あー」はないこと

これらをお話しをするだけでなく、実際に感じていただけたのは良かったと思いました。

俺自身は、子どもとの絵本の読み合いをワクワクして迎え、絵本を通してみんなで空間を楽しんだだけなんですけどね。うむ。ほんとに楽しかった。

・一体感を感じる幸福

人は一体感を感じることを幸せだと思います。

俺は、小学校バレー部の監督をしています。バレーボールというスポーツは難易度は高いですが、チームがひとつになった時の感覚は特別なものがあります。

うたを歌って揃った時、ハモった時、太鼓をたたいて音がまとまった時、そんな時も気持ちよさを感じます。

そして、絵本もそんな空間を作り出すことができます。テレビではできにくい、マンガでもできにくい。
このことも前半の読み合いの中で感じていただけた様でした。

「だから楽しかったんだ」と言っていただけました。
響き合いながら一体感を持った空間が楽しかったのだと。
でもでも、それは育成保育園の子どもたちの
心が健康だった
からなんです。はじめて会った人と楽しむことができるのは、あたたかい保育が日常にあるからこそなんだと思います。

とてもよい経験をさせていただきました。育成保育園のみなさま、外江保育園の参加してくださった先生方ありがとうございました。

これからも子どもたちと絵本の世界を広げていきたいです。

今回は文章多め。
最期まで読んでいただきありがとうございました。