シンは、先週の金曜日からずっと学校を休んでいます
でも、チック症状は、少し落ち着いてきているように感じます
(最近は、酷くなってもアロマと音楽療法を1週間くらい続けるとチック症状が改善してくるような気がします。)
ただ、まだ学校には行けないと言います
理由は、
●音声チックが出そうで不安。
●不安でいるとやっぱり声が出てしまうと思う。
●音声チックをからかわれたくない。
など。
分かるんです。
シンの辛い気持ち
5年生になり、ますます多感な時期に入ってきました。
お友達とは違う行動をとることを恥ずかしいと感じるようになってきています
こんな時期ですから、音声チックや身体に出るチックをお友達に見られることが嫌なのは当たり前ですよね
…
と分かっているのに、シンを学校に行かせたくなってしまう私
チック症状がピークの時は、「頑張らなくていいよ・・・」って思うのに。
ちょっと良くなってくるとまた・・・
はあ~あ。
ほんと、自己嫌悪です
私がシンを学校に行かせたくなってしまう理由は、
●大きくなってから地元の友達に「シンって学校を休む子だったよね」と言われるのが気の毒だから。
●長く休んでしまうと、チック症状が落ち着いても学校に行きにくくなると思うから。
●シンは人が好きなのに、どんどん社会との繋がりが切れていく気がするから。
●休んでいるとゲームをやりたがることが多くて、自由気ままに楽な生活を送るようになるんじゃないかと不安になってくるから。
などなど。
シンが
「学校には行けない…」
と言ったら、
「いいよ」
と心から言ってあげられるお母さんになりたいです。
シンの人生なのに、私の価値観で学校に行かせたいと思うなんて間違ってる
「学校を休んだら損をする」と、決めつけているのは私。
「社会との繋がりが切れたら困る」と思っているのも私。
「自由気ままな生活が悪いことだ」と決めつけているのも私。
どれもこれも、シンのことを考えているようで実は考えていない。
シンにとっては、私の価値観でベストなこと自体が、生きにくいことなのかもしれないのに
数日前に、エジソンのお母さんの話を聞きました。
エジソンのお母さんは、発達障害のあった彼を、無理に学校に通わせなかったんですって。
エジソンは他の子よりも劣っている部分もあるけれど、「発明」に関しては他の子にはないものを持っている!
とお母さんは信じていたんだそうです。
しかも、このエジソンの輝きは学校では磨けるものではない!!
そう考えて、基礎勉強は先生の代わりに自分が、そして自宅では好きなだけ「発明」に打ち込めるような環境を作ってあげたそうです。
このエジソンのお母さんの教育方針に、私の葛藤を楽にするヒントが隠れているような気がしました
シンは、トゥレットというハンディキャップは持っているけれど、他の子には無いレベルの集中力や探求心を持っています
私が無理に学校に行かせることで、シンの持っている「優れた能力」を潰してしまうかもしれない…
学校で周囲の目を気にしながら生活するよりも、自宅で自由に活動することで開花する能力があるはず…
そう考えてあげると、無理をさせそうになる自分の気持ちを抑えることができそうです
でも…
やっぱり皆とおなじように学校には元気に通ってほしいな・・・
あ~、もう~