湖畔のキジトラちゃん
冬
白鳥が飛来するという
楢葉町の湖
あいにく白鳥はいませんでしたが
小柄でかわいいカモたちが
にぎやかに集まっていました
湖の浅いところには
氷が張っていて冷たそうです
この湖の水は
当然 放射能で汚染されているはずです
ここは公園にもなっていて
その公園では除染作業が進められていました
何も知らない元気いっぱいのカモたち
申し訳ない気持ちになります
振り返ると 後方から猫がやってきました
体は痩せて貧相です
お腹をすかせています
精一杯甘えて 餌をねだっています
不憫な子です
触ってみて お腹が大きいことに気付きました
まさか・・・
しかし この時の私は
この子を連れて行くことができませんでした
受け入れ先も無い以上
罪の意識を感じながら この場を去るしかなかったのです
ごめんね
本当に ごめん
【追記】
この子を残してきたのは 本当に申し訳なく思っていました
私ができることは あとをボランティアさんにお願いすること
それしかありませんでした
そして その後
3組のボランティアさんが動いてくださいました
1組目は現場まで行って頂きましたが 会うことができなかったようです
2組目は時間切れで この場所に辿り着くことができませんでした
そして3組目
今日
まさに今日のお昼
無事に保護できたと連絡がありました
この子一匹のために
関東から3組のボランティアさんが動いてくださいました
ありがとうございます
感謝いたします
これって変ですか
いけないことですか
命を救うこと
変ですか?