はいるくん | うちのとらまる

はいるくん



手前味噌で


しかも


自慢しているようで申し訳ありません



古い読者の方ならご存知だと思いますが


私の所有する猫ちゃん捕獲器


その名も


スーパー猫捕獲器 「はいるくん もうーすSP」




前々回行った時に 猫の1匹くらいなら連れて帰れると思い


持って行っていたのです



しかし 猫よりも あまりにも犬が目に付いたもので


とても使う余裕がなく 持っているだけだったのです



そこで動いているうちに 


白犬シロのこともあって 


APF通信社の山路氏と合流


その時の山路氏はレスキュー依頼のあったご家庭に


犬や猫を救出に奔走しておられました


場所は原発10km 20km圏内 さまざまな地域です



飼い主様は 遠く離れた避難所で動くに動けない状況の下


はなちゃんという三毛猫が 家の中で取り残されているという


救出依頼が ツイッターを通して山路氏にあり


急行することになったのです



最初は家の中の飼い猫ですので すぐに捕獲できると


思っていたのですが さすがにこの何週間で


空腹 や 余震の怯え ひとりぼっちの不安 などのせいで


すっかり怖がりねこさんになっていました






うちのとらまる


やめて! こないでっ!


はなちゃん・・・


レスキューに来たんだよ


降りてきてよ



無理に捕まえるなら血みどろ覚悟でないとって感じです


ただ 今は怪我をするわけにはいきません


放射能が傷口から入る可能性があり


保健所のスクリーニング時にも


手とか怪我してませんか と聞かれるくらいなのです




そこで




私の「はいるくん」の出動です


はいるくんを仕掛け 一晩待つことに




そして 翌日見に行くと・・・



















うちのとらまる


ニャン





入ってました


さすがスーパー猫捕獲器 たいしたものです!


(本当はお腹が減っていたから 何でも入ったでしょうけどね)





これで飼い主様に良い報告が出来ますね


報告は山路氏がしっかりとされていました


私は今朝方 飼い主の方とコンタクトを取り掲載許可をいただきました


ちょっと家の中が写っているのでダメならしょうがないと思っていましたが


飼い主様は 


こういう状況があったということを もっと皆さんに知って欲しいとおっしゃって


使用許可を快諾していただいたので今回掲載した次第です






うちのとらまる


良かったね はなちゃん











さらに



「はいるくん」の活躍は続きます




はなちゃんが入ってしまったので


捕獲器はそのまま山路氏に貸し出す形となり


受け取りは東京でということになっていました


しかし はなちゃんを引き渡した後


捕獲器が空いたので 


山路氏は レスキュー依頼のあったミニチュアダックスを


捕まえるのに使用したそうです


そして仕掛けてしばらくしたら・・・・


















うちのとらまる



ニャン








犬じゃなくて猫が入ってました


これはまずい


でも せっかく捕まえたのにまた出すわけにもいかない


山路氏はきっと困ったでしょうね



しょうがないので猫はこのままにして


私に返却してもらうことに



私がちょうど20km圏内で猫の捕獲作業をしているところに


山路氏からこれから猫つきで返却しに行きますと電話があり



無事受け取ることが出来たのです







うちのとらまる



猫つき捕獲器を届けに来られた山路氏


ここまで来るのも大変だったようです


海側だったので道路は寸断され 迂回迂回の連続でなかなか合流できませんでした





まあ自慢じゃないですが 私の捕獲器の実力は こんなものです


ふふーん (鼻腔広がってます)





はいるくん活躍のお話でした





ちょっとふざけてしまいましたが


実は事態は深刻です


猫を見かけ


そこに捕獲器を仕掛ける



少し待つ



すぐに入っているのです


見かけた猫と違う猫が



猫は昼間はあまり姿を見せません


ですから いないような錯覚を起こしますが


腹をすかせて きっといっぱいいるんです


猫は不器用


人間を見て寄って来るような子はよほど馴れている子です


なんとか一匹でも救ってやりたいです


早急になんとかしなくてはいけません






捕まえるのは頑張ればできるのです


しかし 捕まえた子達を保護する場所がないんです


どうかどうか皆さま


かわいそうな猫たちを救ってやっていただけないでしょうか





よろしくお願いします
















うちのとらまる

なぜ誰もいなくなってしまったかも分からず

20km圏内をさまよっていた黒猫