>標準のUSB DAコンバータの追加では平凡過ぎる。
>時代はハイレゾ!!

と予告しながら、ブログの更新仕舞い。
改造はキット製作と同時進行なので昨年初夏には出来上がっていたのですが、遅ればせながらブログ更新。

予告の通り標準のUSB DAコンバータの追加では平凡過ぎる。
しかも、TI社製USB-DACチップのPCM2704搭載機器は家中あちこちにある。

今回追加したのはシーラスロジック製ハイレゾチップ搭載DAC基板を搭載しました。

Semoic 光同軸オーディオデコーダーCS4398_24Bit/192Khz

アマゾンで税込み¥2,105にて購入。

本基板は±12Vの正負電源仕様なので、バッファ出力のカップリング電解コンデンサを省くと高音質が期待できる。
反面、TU-8100からの電源は+12Vからしか取れないので、-12Vを生成しなければならい。
手持ちのDC-DCコンバータを使用して対応。

MINMAX製DC-DCコンバータ MAU108 税込み¥500
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04134/


MAU108の入力電圧は+5V、出力は±12V/100mAなので、DAC基板内の7805三端子レギュレータICの+5V出力から頂戴し、±12Vを生成。
DC-DCコンバータMAU108の電源出力±12Vはバッファのオペアンプのみ使用する形となる。
アナログ音声信号経路はコンデンサ・レスとし、高音質化を図る。

 

改造後

左下は新規作成の音声入力切換用リレー基板


当初はTU-8100標準オプションのUSB-DAC同様、アナログ音声はアナログ・ライン信号と抵抗ミックスでの予定。
しかし、本DAC基板は常時電源が入っているので、当然、音声信号も常時出力。
これではアナログ・ライン入力の際にノイズを付与することになるので、リレーで切り替えとする。

前面の操作部は大きなツマミのみのTU-8100に入力切替スイッチを追加するのは野暮であり、折角なので自動切り替えとする。

DAC基板内に唯一あるトランジスタは、デジタル無入力時にエラーを知らせるLEDを点灯させるためのオープン・コレクタ式のドライバ。
ここからリレー回路に信号を送れば、デジタル音声信号が入力時に自動切替が可能。
リレー基板の回路は、2SC1815トランジスタを用いたオープンコレクタによるリレー駆動。
リレーには1S1588の逆流防止ダイオードをお忘れなく。

秋リレーも秋月で安価に購入可能。
NECトーキン製リレー EA2-12NU 税込み¥80
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-14244/


滅茶苦茶簡単な回路なので回路図は割愛するが、機会があれば追って掲載。

USB-DAC基板用の本体等の穴は極力利用する。

基板も極力部品がはみ出さないようにしないと、本体のカバーが取り付け出来ないのでご注意。特に高さに注意。


カバーをかぶせた状態

中央の黒部分は光入力。右横は同軸入力。

 

マランツが最近の製品まで長年に渡って採用していたCS4398 DAコンバータ・チップだけに、かなり高音質に音楽を奏でることが出来ました。