シャーシが組み立て式のFMチューナ付き雑誌『ONTOMO MOOK Stereo編 LUXMAN FMチューナ LXV-OT8』。

FMワイド放送対応なので、購入してみました。

 

LXV-OT7同様にアルミメッキ化粧足、アルミ無垢ツマミに交換。

真空管のライトアップ用LEDも、真空管ソケットの下部から光の漏れ知らず。

 

アルミ無垢ツマミもLXV-OT7と同じく、Linkman 30X15BPS)に交換。

本来、35mmにしたかったけど、最大がコノ30mm。

https://www.marutsu.co.jp/pc/i/65046/

 

真空管ソケットに加えてLEDバーまでもが、例によってピザの斜塔の如く斜めに実装。一旦部品を取り外して修正。

その際、LXV-OT7同様に真空管のライトアップLEDもかさ上げすれば、ソケット下部から光が漏れ知らず。

不自然に基板(←基盤ではない!!)がライトアップ(ライトダウン?)されることもなし。

見た目の改善も重要 !!

 

あり合わせの手持ち部品を物色して、電解コンデンサ、セラミック・コンデンサ類を交換。

手持ち品なので、贅沢ながらセラミックコンデンサはディップマイカに。

真空管の入出力にあるカップリングコンデンサ(4.7μF/50V)は、日コン製のバイポーラ(無極性)型音響用電解コンデンサに交換。

基板背面にパラ付けで、0.47μFのポリプロピレン・フィルム・コンデンサを追加。

 

念のため、三端子レギュレータLM317に保護ダイオードIN4007(x2ヶ)を追加。

電源スイッチにはスパーク防止用として、ラジオ部分で取り外したセラミック・コンデンサ0.1μFを再利用品で追加。

 

+12V電源のデカップリングコンデンサ、真空管間のアースは心もとないので、パターンをカットしてAWG18電線でアースを強化。

 

本チューナはDSP-IC式。VRによって音質は依存しないので、交換せず。

但し、このコネクタはツマミを交換した際、シャーシ間に隙間ができ不格好なので、VRの軸をヤスリかけして短縮。

VRネジ部の長さは加工できないので、足をクランク状に曲げて、VR全体をセットバック。

その際、前面パネルとVR間にワッシャを追加。

 

コネクタを金メッキ型に交換。

なお、2P型金メッキのコネクタが売っていないので、4P型の上部を切り取りヤスリかけ加工。

4P-RCAコネクタは、秋葉原aitendoにて¥100(税別)で購入。

樹脂製10mmの支柱もaitendoなら、20本で¥100(税別)。

 

今回は金属皮膜抵抗を交換せず。

 

ラジオ部は、¥2,000前後で販売されている日本ブランドのAM/FMラジオと全く同じDSP式。

多くの日本ブランドのラジオで採用される米国シリコン・ラボ社製DSPラジオICの同じシリーズ。

 

気になる音質は、案外まとも。

感度はかなり良い。アンテナさえしっかりしていれば、実用領域。

FMワイド放送対応のFMチューナが欲しかったので、丁度良かった。

ICが優秀なのは勿論だが、果たして真空管バッファーが効いているのだろうか?

 

本機で採用されているIC_Si4831-B30、及び水晶振動子を秋葉原のaitendoで購入済み。

この購入したICで別個のチューナを組んで、比較を検討中。

 

LXV-OT8や国内ブランドのラジオ同様に、VRでチューニング。

部品が入手難なバリコンが不要で、ソフト作成を要するマイコン制御とも無縁のDSPラジオIC。

周辺部品も少なく無調整で作れる。

LXV-OT8同様、手先が器用な子供なら容易に作れる。逆に老体の方が目に優しくない。

 

シリコンラボ社製DSP式ラジオIC_Si4831-B30

http://www.aitendo.com/product/5372

https://jp.silabs.com/products/audio-and-radio/multi-band-radios/si4820-24-25-31-35-36-radio-receivers

 

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未使用&取り外した部品たち

交換用の部品は、秋葉原の秋月電子、千石電商、aitendo、アムトランス(真空管)にて購入可能。

お布施込みの大阪のお店より、総額で¥1,000は財布に優しい。

 

お布施分の浮いたお金でLXV-OT7はVR&アルミ無垢ツマミ&金属皮膜抵抗も交換。

お布施知らずで、見た目も音質もグレードアップ。