チョウチョウウオなど採集したくて期待を込め磯に行ってはみたものの、思うようにチョウチョウウオが採れなかったということはないでしょうか?
採集を始めた頃のある程度結果を残すことが出来るまでは、誰もが経験したことがあるのではないかと思います。
房総半島には多くの磯がありますが、今の時期であれば大抵何処の磯でもチョウチョウウオに出会えることができます。
但し、広大な磯でもチョウが居る潮溜りとそうでない潮溜りがあります。
またチョウが居る潮溜りでも、干潮時は岩陰や溝に隠れていることが多いので、発見することができないまま、別の潮溜りを徘徊してしまうことが多いのではないかと思います。
チョウが潜んでいる潮溜りでは、パッと見でチョウが居なくてもジッと潮溜りの様子を見ていると、岩陰から一瞬チョウが動くので発見することができます。
チョウを見つけたら、逃げ道となる部分に待ち受け網をロックし、反対方向からもう一本の網で追い込むと簡単にチョウは待ち受け網に入っていきます。これが採集での基本動作になります。
潮溜りの見極めとチョウを見つけたときの網の捌き方で採集結果が大きく変わっていきますが、確実に採集結果を残す為には、ベテラン採集家から適切な指導を受けるのが良いでしょう。
採集を始めた頃は、水深が膝下程度の潮溜まりから採集(潮溜まり歩行採集)を初め、馴れてくると腰の深さや足が着く範囲での潮溜まりや溝で一寸泳ぐ程度の採集(浸かり採集)するようになります。
更に採集をおこなっていると行動範囲が広がり、背の立たない水深数メートルでの場所を素潜りで採集する「潜り採集」へと変わっていきます。
浸かり採集でも運が良ければ、それなりの種類のチョウが採れますが、潜り採集の方がフィールドも広がって更に多くのチョウに出会うチャンスが生まれます。
長年サイトを運営していると採集ポイントを教えて欲しいとか、一緒に同行させて欲しいなどの依頼が数多くあり、その殆どは断ってきましたが、何人かとは切欠があって同行したことがあったものの、その後暫くすると音信不通になったことも何回かあります。
ヒトには色々な考えの方が居ますが、過去には情報が欲しいだけで近づいて来るヒトも何人かいました。
折角親切に指導しても、ある程度情報を吸収して満足したらそれっきりというヒトもいましたが、これは非常に残念なことです。
その様な罰当たりの後ろ向きな話はここまでにして、次は採集道具について一寸だけ記しますと、最近は意外にも漁港採集でタモのフレームに結束バンドを緊結した通称「ケバ網」が主流の様です。
数年前にも漁港採集で網の基本は「ケバ網仕様」と記載していたブログを拝見したことがありましたが、私的には「???」と思いました。
この網は以前に交流していた仲間が牡蠣殻に隠れたチョウを効率良く採集するために考案しサイトで公開していたもので、私も発想的には100点満点だと思って参考までにケバ網を一本作り牡蠣殻の凄い漁港で試してみたものの、実践してみると水圧抵抗が大きすぎてアルミ製の柄であってもチョウを追うことができず、即お蔵入りとなりました。
もう5年位も前のことですがサイトの情報拡散というものは物凄いと感じました。
最後に採集方法と道具は、個人に合ったスタイルで満足することができれば、それはそれで良いことだと思います。