
魚主体の飼育における底砂厚さについて記します。
当方では製作の依頼を承っておりますが、ご依頼品毎に底砂の敷き込み厚さに適した位置へOF外管の吸引口を設ける為、そのご依頼者の方々へ底砂を敷く予定の厚さをお聞きしている中で、フィーリング的に「5cm」とお答えされる方々が非常に多いのが現状です。
その為、いつもアドバイスさせて頂いているのですが、底砂は2cm以上厚く敷き込んでも嫌気層が増えるだけで飼育上のメリットは生じず、底砂内に堆積した不純物が腐敗することによって発症に結び付くデメリットの方が多くなる為、敷き込み厚さは2cm平均にすることが好ましいと提案しています。
過去にあった事例として、上記同様のアドバイスをしたものの、敷き込み厚さを8cmとの強いご要望があった為、リクエスト通りに製作したことがありました。しかしながら、設営半年を経過した時点で白点病発症の起り辛いヤッコ系が白点の猛威を奮い、その後に於いて底砂の全てを除去し、ベアタンクに変更された方もいました。
添付の画像は底砂厚さの説明とは直接関係はありませんが、当方のメイン水槽でも2cmを平均に敷き込んでいます。但し、不陸が生じていますので、場所によっては0~4cmになっています。
当方では月1回の水替えの度に、生体を全て水槽外へ移動させた後に底砂を撹拌、底砂内に堆積した不純物を水中に浮き出させた後、空回しによって浮遊している腐敗物を除去してから古い飼育水を抜いています。
当方では月1回の水替えの度に、生体を全て水槽外へ移動させた後に底砂を撹拌、底砂内に堆積した不純物を水中に浮き出させた後、空回しによって浮遊している腐敗物を除去してから古い飼育水を抜いています。