ヤッコの頭皮欠損症につきまして、色々な方から貴重な情報提供を頂き誠に有難うございます。
当方とは異なる観点での非常に参考となるご意見を頂きましたので、皆さまにもご紹介させて頂こうと思います。
私のところでは、ヤッコのこういった症例はあまり覚えが無いのですが、ハギで経験が多く、チョウチョウウオでも若干経験がありました。
近年では、ハギで重症の魚を飼育しておりました。(写真を添付しておりますので、ご覧いただけますと幸いです。)
ヒレナガハギ、そして特にパープルタンが重症の写真になります。
近年では、ハギで重症の魚を飼育しておりました。(写真を添付しておりますので、ご覧いただけますと幸いです。)
ヒレナガハギ、そして特にパープルタンが重症の写真になります。

これは、私が2年半ほど前にこちら大阪で小さな水槽展示場のようなことを行っておりましたところで展示していた魚だったのですが、最初は完全な健康魚でした。
立ち上げ時でろ過システムが安定しておらず、細菌が多くなっているところに収容して、そこでケンカをし、その傷がすぐに治らず細菌に感染したらしく、大きく糜爛(びらん)したものが収まった後のものです。
後、展示場を引き払い、後に自宅の実験水槽で昨年5月頃まで飼育しておりました。
すべてそうではないと思うのですが、こういった症状はおもにケガがもとでその部分がすぐに治らず細菌に感染してしまい、鱗の下の表皮の深い部分まで侵され、それが一応治った状態にこのようになってしまうのではないかと思われます。
ヤッコの場合、せまいところを無理に通ろうとする習性が強いため、そのときに頭部をぶつけ、それが傷の原因のひとつになっているのではないかと思います。
また、寝そべってたり、岩に頭をつっこむ習性の強いナンヨウハギが、顔の部分の表皮の色がなくなってしまっている原因も同様かもしれないと思います。
また、寝そべってたり、岩に頭をつっこむ習性の強いナンヨウハギが、顔の部分の表皮の色がなくなってしまっている原因も同様かもしれないと思います。
情報提供者 海水館 政田氏
※この記事の掲載につきましては、政田氏より事前にご了承を頂いています。
※この記事の掲載につきましては、政田氏より事前にご了承を頂いています。