妊娠中の出来事です。

 

正期産まであとわずかというところで、私は妊娠高血圧症候群と診断されましたガーン

 

急遽、羊水検査をした病院に転院となり、即日入院。

 

その日が土曜日だったこともあり、「様子を見て月曜日に誘発剤を打って出産しましょう」ということでしたが、夜8時を過ぎてから血圧が爆上がり。確か180を超えてたあせる

 

 

先生が集まり次第緊急帝王切開することになり、会社にいた旦那を召喚しました。

 

血圧が上がらないようにと、部屋の中は読書用のライトみたいなものだけを付け、薄暗い中で先生から麻酔や手術のリスクの説明。

 

 

旦那が到着すると、目隠しをされて手術室へ。

 

これは、廊下の電気を見て血圧が上がらないようにするためらしい。

 

そういえば、脊髄麻酔は痛いと聞いてましたが、気分が悪すぎる上に意識もあまりはっきりとしていなかったので、痛くなかったですニコ

 

 

そうそう、意識がある中での手術って怖いですねガーン

 

下半身麻酔してるけど、おなかをグイグイ引っ張ってるのが分かる。

 

ドクターXとかでよく見る青いシートが、お腹の辺りについたてのようにかけられて、手術着を着た先生たちが向こう側にいる。

 

 

「子宮収縮がどうちゃら、出血がうんちゃらかんちゃら…」

 

 

コウノドリで読んだ、浅い知識で余計に怖くなる。

 

私、出血が止まらないの?滝汗

 

 

手術中も気分が悪かったので、このあとよく覚えてません。

 

赤ちゃんを取り出して、ちらっと見せてもらったあと、すぐ麻酔で眠らされてしまいました。

 

コウノドリみたいに

 

「赤ちゃん出るよーー!」

 

とは言ってなかったなショボーン

 

 

ちなみに、子供は2000gと小さかったので、すぐにNICUへと運ばれました。

 

今は超元気で、病気では1度も幼稚園を休まないという、健康優良児ですドキドキ

 

 

夜中の2時頃に目が覚めると、旦那が傍にいました。

 

何か声をかけられたけど、忘れました。

 

それよりも、旦那のシャツが黄色く汚れて見えるのが気になる。

 

 

「シャツにシミが付いてるよ?」

 

 

そう言ったのを覚えています。

 

 

翌朝。

 

視界がおかしくなっていました。

 

全てが黄ばみ、歪んで見え、遠近感がおかしい。

 

かろうじて人の顔がぼんやり見えるけど、鏡で自分の顔を見てもハッキリと見えない。

 

 

入院していた病院で検査をしてもらったところ、血圧が上がったせいで眼底から水が漏れ、そのせいで目が見えにくくなっているということでした。

 

入院中、旦那からメールが来ても文字が見えない。視界が歪んでいるので気持ち悪くてテレビも見られない。

 

1週間後に退院しても目は良くならず、家に戻って1週間しても、視界はおかしなままでした…。

 

 

眼科の先生は、

 

「治るかもしれない、治らないかもしれない」

 

「時間が経ってみないと分からない」

 

それしか言ってくれない。

 

 

生まれたばかりの赤ちゃんがいるのに、まともに目が見えない…。

 

これが原因で、私はだんだんとおかしくなっていった。