すみません、記事が長くなってしまったので2つに分けました。 m(__)m

 

 

私は今までのケンカで、一度だって離婚という言葉を口に出していない。


どうしたら旦那が人の気持ちを分かってくれるのか、今やっていることは間違っていることだから気付いて欲しい、子供が幸せに成長出来るよう親として考えて欲しい。

 

そういうことを考えて発言してきたつもりだった。50を過ぎているのに、どうしてそれに気が付いてくれないのだろう。

 

私は旦那に抱き着いて号泣した。お願いだから、人の気持ちや痛みを分かって欲しいと。

 

こんなことやらかして、どうしようもない人だけど、やっぱり「好き」という気持ちは変わらない。


じゃなかったら、こんなに苦しまない。旦那を切り捨てらない私も大バカ者だ。

 

 

「こんな俺の事、まだ好きでいてくれるのか?」

 

 

顔を見上げると、旦那が泣いていた。あれだけふてくされた態度を取って「面倒だからもう離婚」と言っていた旦那が、鼻水を垂らしながら泣いていた。しかも、お義父さんの前で。

 

あとでお義父さんに聞いたら「あんな息子を見たのは初めて」だと言っていた。

 

 

「もうこんな状態になったら修復は難しいし、どうせ離婚になるだろうと思っていた。だから、もうどうにでもなれと思った」

 

 

やっぱり、投げ出していた。

 

 

「本当に悪かった。俺は今まで一体何をしていたんだろう…。もう絶対にしない、約束する。スマホもいらない。家族を大切にするから、俺と一緒にいて欲しい。家族みんなで幸せになろう。」

 

 

泣きながら、旦那がそう言った。目からボロボロ涙がこぼれて、くしゃくしゃの顔をしている。

 

私も、そんな状態の旦那を見るのは初めてだった。しかも、普段謝ったことのない人が、泣きながら謝っていることに驚いた。

 

今まで人としての何かが欠けていた旦那に、足りなかったピースがはまったのだろうか?私にもわかるくらい、今までの話し合いの時とはまるで違う旦那がそこにいた。


まるで憑き物が落ちたような気がした。それとも、本当に何か憑いていたのか?

 

ここまで泣いて叫んで暴れて、旦那も泣いて、お義父さんも泣いて、ここにいる全員が泣いていた。

 

もうここで終わりにするべきだと思った。もし修復を望むなら、これ以上旦那を責めても、きっと何もいいことはない。

 

ただ、もしこの先にまた旦那に何かが起こっても、私は今回のように欠けているピースを一緒に探して、拾って、ひとつひとつはめていくことが出来るのだろうか。