4月になったのに寒波襲来の影響で、毎日寒い日が続き、植えたばかりの作物が霜で傷まないか毎日冷や冷やしています。
4月になったので、露地野菜の植え付けに備えて畑の土壌消毒を開始しました。
使用する薬剤は、アグロカネショウの土壌燻蒸材のD-Dです。
このD-Dは、ネコブ線虫やコガネムシの幼虫に対応する薬剤です。
非常に高価な薬剤で、1本1万5千円くらいします。
似たような作物を繰り返し作付けすると、どうしても特定の有害線虫が増えてしまいます。
なるべく同じ作物を連作しないようにしていますが、畑のやりくりの都合でどうしても特定の作物に偏りがちです。
そこで、作付け前に土壌消毒が必要になります。
土壌消毒器の車輪が回ることで、畑に差し込まれた刃物の先端から一定の分量の薬液が注入されます。
薬液注入後、土壌消毒器の後ろについた錘が、土壌の鎮圧・整地をします。
あとは、畑の中を隈なく走り回り作業は終了です。
2週間位放置後、耕起し、ガス抜きをします。
線虫が増えてしまうと、作物の収量減収や外観品質の低下など、農作物に深刻な被害が出てしまいます。
特に、昨年は猛暑の影響かどうかわかりませんが、一部の畑で線虫が激増してしまい、深刻な被害が出ました。
薬剤だけでは線虫を減らすことは出来ても、どうしても被害を食い止めることが出来ません。
そこで、今年は線虫被害が大きかった畑で、線虫対策の緑肥を植えるなどの対応をしたいと思っています。
それでは。