学校給食用にサツマイモを出荷するために、紅あずまの収穫を始めました。
サツマイモは、紅あずま、紅はるか、シルクスイートの3種類を主に作っています。
本格的な収穫はまだ1か月先ですが、学校給食に必要な分だけ少しずつ掘っています。
紅あずまは、生育が早い早生品種で、植え付け後90日程度で収穫できます。
ほくほく系の品種のため、最近のしっとり系の焼き芋人気のために作付けは減っていますが、関東では依然主力品種で、一番多く作られています。
紅あずまは多収品種で、紅はるかなどの品種に比べると非常に量が取れますが、サツマイモネコブ線虫に弱く、形の良い芋を採るのが非常に難しい品種です。線虫対策に我が家では、サツマイモネコブ線虫の対抗作物である落花生と1年置きに交互に作っています。
紅はるかやシルクスイートに比べると規格外品が大量に出てしまうのが欠点で、これまで年々作付けを減らしていましたが、今年は逆に作付けを増やしました。
年配の方を中心に、ほくほく系のサツマイモが好きな人は依然多く、紅あずまは根強い人気があります。
また、料理用には紅はるかより紅あずまの方が適していると思います。
我が家の主要出荷先の直売所では、栽培の難しさから紅あずまが激減し、主力品種は紅はるかになっています。
紅あずまを栽培する人が減り、紅あずまに希少価値が出てきたことに着目し、逆張りで栽培を増やしてみました。
なお、サツマイモは収穫後すぐより、貯蔵した方が断然美味しいです。
紅あずまは、紅はるかに比べると糖度はかなり落ちますが、年明けくらいまで貯蔵するとかなり甘くなります。
それでは。