主要作物の収穫もほぼ終わり、農閑期となった最近では、来年のメロン栽培に向けてビニールハウスのメンテナンスをしています。
ビニールハウスは定期的にメンテナンスをすることで、何十年も使うことが出来ます。
我が家で一番古いビニールハウスは、40年位使っていますが、定期的に補修や補強をしてあげているため、まだまだ現役で使用しています。
今日は、ビニールの張り替えに備えて、古くなったビニールを剥がす作業を行いました。
ビニールハウスのビニールは、古くなると破れやすく成ったり、表面が汚れてハウス内の太陽光線が弱くなってしまうため、2年に1度張り替えています。
この張り替え作業が結構大変で、おまけにコストもかなり掛かります。
1度に全て張り替えるのは大変なので、毎年半分ずつに分けて張り替えを行います。
また、ビニールを剥がしたときに、錆びている部品を交換したり、錆止めの塗装を行ったりするメンテナンスも行います。
ビニールの張り替えは、コスト的にも痛い出費です。
一棟の張り替えに、ビニール代だけで7~8万円位掛かります。今年は10棟の張り替えを予定しているので、かなりの出費です。
その他に錆びてしまった部品やパイプの交換などの費用を含めると、100万円近い費用が掛かります。
この金額が毎年のように掛かるので、ビニールハウスの維持は大変です。
そのため、ビニールハウスで栽培する作物は、ある程度収益性の高いものを作らないと、経費が回収できません。
そこで、メロンを栽培した後は、トマトを栽培し、ビニールハウスの稼働率を上げないと、なかなか収益が上がりません。
なお、剥がしたビニールは、土壌消毒をする際の被覆資材などとして再利用するほか、古くなり使えなくなったものは、年に1度市役所の農業用廃プラスチック回収に持って行き処分してもらいます。
ビニールハウスは非常に金食い虫です。
それでは。