妻は2020年7月2日に亡くなった
お風呂に一人で入いるのが難しくなっていたから
しゃがむとなかなか立ち上がれない
ケアマネに相談して週に一度デイに行く
10時に迎えに来てくれて、お風呂とお昼ご飯とおやつを食べて帰って来る
食事はデイに来る妻より10歳以上年上の方達が作ってくれる
帰って来るとニコニコしながら「さっぱりしたぁ〜、料理も美味しかったよ!」煮物中心の料理らしい
迎えに来てくれるデイの方達は皆さん優しい
脚の悪い妻と腕を組んで歩いて行く
その後ろ姿を見てちょっと焼けた
3月に入ると良い時と悪い時がはっきりして来た
悪い時はトイレと食事以外一日中寝てる
今日は料理するの面倒だからいつもの焼き鳥屋さんに行こうと言う
3月15日焼き鳥屋へ行った
歩いて1分で行ける所が10分掛かった
店に行くと飲み仲間達が「○キちゃん元気?調子どう?」と皆聞いて来る
妻は「まあまあかな」と答える
まあまあではなかった
その日が最後に二人で飲みに行った日となった
大好きな北海道の日本酒『男山』も一口しか飲めなかった
それから1週間後あたりから一気に体力が無くなる
トイレも一人では行けない
去年の夏頃から失禁するようになってリハビリパンツを履くようになっていた
もうこれ以上私一人で面倒見ることが難しくなりケアマネに相談した
緩和ケアにしますか?それとも在宅で?と聞かれた
「在宅で出来る限りやろうと思っています」
コロナが騒がれていたので、病院に入ったらなかなか会えなくなると分かっていたのと、妻が「病院行きたくない」と言った
もう治療方法はなくなっていた
もうその時が近いことも感じていた
病院に入ったらたぶん早く逝ってしまうだろうとその時はっきり思った
妻は当時要介護2だったので要介護の見直しをしてもらい、1ヶ月後要介護4になる
その後訪問看護師、訪問診療の先生が週に一度来て貰えることになる