日本は、世界一の長寿国といわれています。
平均寿命(2010年)は、
         女性86.39歳(26年連続世界一)
         男性79.64歳
という高い水準を維持しています。
ただ長く生きるということではなく、
毎日を元気に健やかに生活しているかどうかを
考慮して、「健康寿命」という指標ができました。
この健康寿命は、「QOL(Quality Of Life)-生活の質」や
「ADL(Activity Daily Living)-活動度または日常生活動作」を考慮し、
人が人として人らしく生きる寿命であるといえます。
平均寿命と健康寿命の差は、5~8年といわれていますが、
健康寿命を少しでも延ばすことが求められています。

長期療養を要する疾患や消耗の激しい疾患・進行性の疾患では、
いたずらな延命治療や激しい副作用を伴う治療を継続することによって、
患者 が自らの理想とする生き方、もしくは社会的にみて「人間らしい生活」と
考える生活が実現できないことが生じました。
このような状況を「QOL (生活の質)が低下する」と呼んでいます。

これに対して、患者が自分自身の尊厳をより保ち得る生活の実現を

目的とした援助が重要であるという考え方が生じてきます。

これを「QOL(生活の質)を維持する、向上させる」などといいます。


ADLは、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で

不可欠な基本的行動を指します。