「良い母親」を手放して、「私」の人生を自由に選ぶ

「良い母親」を手放して、「私」の人生を自由に選ぶ

「私はどうしたい?」で自分を満たすと、親子関係まで嘘のように楽になる。
インナーチャイルドヒーラー うちぼりちほ

「私みたいになってほしくない」
それが、かつての私の口癖でした。


私の「お母さん」としての生き方は

幼い頃の体験から始まっていました。

 


両親の離婚

親戚や祖父母の家をたらい回し

にされた幼少期。


勝手な大人たちの都合に

振り回される中で、

幼かった私の胸に強く刻まれたのは

 


「私、母親に捨てられたんだ」

 

 

という深い悲しみと

絶望的な孤独でした。



だからこそ、

私の中で強い誓いが生まれたのです。


「あんな母親には絶対にならない」と。


奇妙なことに、

その怒りのエネルギーこそが

 

 

私が挫折せず

真っすぐに生きていくための

「生きる力」そのものでした。


と同時に、

絶対的に温かく、

何があっても離れない・崩れない

「自分だけの家族」を作ること。

 

 

それが私の人生のすべてであり、

命がけで守るべき宝物になりました。


しかし、

母親の愛情を知らずに育った私にとって、

「どう子どもに愛情を注げばいいのか」

という問いは消えず、

 

 

だからこそ自分の中で

「理想の母親像」を作り上げ、

「良い母親」になろうと

必死になっていきました。


子どもが失敗しないように、

傷つかないように先回りをし、

正解を教えて導いていくこと。


それが子どもへの無償の愛情であり、

家族を守る唯一の方法だと

信じて疑いませんでした。


しかし、

 

 

娘が中学一年生の夏休み明けから

不登校になったとき、

 

 

私の世界はガラガラと音を立てて

崩れ落ちました。


子どもが思う通りにいかない現実を

突きつけられ、

 

 

さらに子どもから

「ママのせいだ!」と叫ばれた時、

 

 

手足の感覚が冷たくなり、

息ができなくなり、


夜、お風呂場で一人、

声を殺して泣いたことを

今でも鮮明に覚えています。


「子育てに失敗した」
「もう一度、子育てを一からやり直したい」


暗い部屋で苦しむ子どもの前で

何もしてあげられず、

 

 

自分の無力さに、

ダメな母親だと自分で自分を傷つけ、

責め続けることしかできず、


「どうにか子どもを学校に戻して、

良い母親に戻らなきゃ」


そうやって必死に解決策を検索する中で

出会ったのが、

インナーチャイルドヒーリングでした。


そこで突きつけられたのは、

自分が「良かれと思ってやっていたこと」が

実は子どもの領域に踏み込む

「過干渉」だったという現実。


「良い母親=手出し口出しすること」

だと信じ切っていた私にとって、

 

 

見守ることは

「子どもを見捨てること」のように思え、

激しい恐怖を伴うものでした。


それでも、

藁をも掴む思いで受けた

インナーチャイルドヒーリングは、

 

 

私の人生を根本から変える

大きな転機となったんです。


大人の私が、過去の暗闇の中で

一人ぼっちで怯えていた

幼少期の自分と向き合ったとき。


私の口から自然とあふれ出てきたのは、

「大丈夫、大丈夫」という言葉でした。


ずっと憎み、反面教師にしてきた母親。

 

 

だけどその奥底にあったのは、


「本当はただ、お母さんに私を見てほしかった」
「お母さんに愛されたかった」
「甘えて、甘えて、甘えたかった」


という、

幼い私の泣きじゃくるような

素直な感情でした。


幼い自分に寄り添い、

何度も語りかけた

「大丈夫、大丈夫」という言葉。


今思えばそれは、

 

 

「あなたはもう一人じゃないよ。

私がずっとそばにいるから安心してね」

 

 

という、

自分自身への一番の救いだったのだと

思います。


過去の傷や、ずっと蓋をしてきた

「寂しかった、辛かった、苦しかった」

という感情をそのまま受け入れられた時、

 

 

胸の奥でつっかえていた重い塊が、

温かい涙と一緒にスッと流れていきました。



その日の夜、

我が家でこんな出来事が

あったんです。


子どもたちが、

きょうだい喧嘩を始めたんです。


いつもなら即座に間に入り、

「喧嘩はダメ!お互いの言い分を聞いて……」

と必死に収めようとしていました。

 

 

「問題を穏便に解決させるのが良い母親」

だと信じ切っていたからです。


でもその時は、不思議と胸の奥から

 

 

「子どもたち同士が納得いくまで、

見守ってみよう」

という気持ちが湧いてきたのです。

 

 

(もちろん、

ケガをしそうなら止めようと

思っていましたが!)


結局、

最後は旦那が止めに入ったのですが(笑)、

私はその時ハッとしました。


「あ……私、

子どもたち のこと、

ちゃんと『見守る』ことができてる」


以前の私にとって、

手出し口出しをしない

「見守る」という行為は、

 

 

子どもを見捨てるようで

怖くて仕方がなかった。


でも、その怖さを手放して

見守れた自分を発見できた時、

心の底からホッとしたのです。


「私、変われるかもしれない」


胸の奥に小さな

ロウソクの火のような自信が

ポッと湧いた瞬間でした。


そして面白いことに、

私が「正解の対応」を手放しても、

旦那も子どもたちもいつも通り。


それどころか、子どもたちが

それぞれ私のところに寄ってきて、

「ママ聞いてよ〜」と

自分の言い分を話し始めたのです。


その時、

胸の奥で固く緊張していたものが、

ふっと緩むのを感じました。


「なーんだ、

『良い母親』を完璧に演じなくても、

私の家族は壊れないんだ」


それまでの私は、

 

 

「良い母親」でいることで、

必死に役に立つ私を証明し、

家族からの愛や居場所を

繋ぎ止めようとしていました。


でも、そうやって

一人で肩に力を入れて

怒ったり焦ったりしなくても、

 

 

目の前の家族は最初から、

そのままの私を

受け入れてくれていたのです。


「完璧な良い母親にならなくても、

私は大丈夫なのかもしれない」


長年自分を縛り続けてきた

「良い母親の鎧」が、

ポロリと音を立てて外れた瞬間でした。


私を突き動かしていた

「あんな母親にはならない」

という強い誓い。


それは生きていくための力

であったと同時に、

 

 

「良い母親でいないと愛されない、

また捨てられて独りぼっちになってしまう」

という無意識の恐怖でもありました。


でも、本当は

「良い母親」にならなくても、

私は最初から愛される存在

だったのです。


……とは言っても、当時の私も

 

 

「あなたは最初から愛されているんだよ」

と言われても、

ぜんぜんピンと来ませんでした。


だってずっと

 

 

家族のことばかりを優先し、

自分の本当の気持ちに蓋をして、

後回しにすることが

当たり前になっていたから。

 


自分の本音がどこにあるのかさえ、

分からなくなっていたからです。


だからこそ、

いきなり「自分を愛そう」

なんて思わなくて大丈夫。


まずは、あなたがどれだけ

「良い母親」を頑張ってきたか、

その重い鎧にハッと気づくこと。

 


「私は今、どうしたい?」

「私はどう思う?」

 

 

ずっと置き去りにしてきた

小さな自分の心の声を、

少しずつ拾い上げてあげること

から始めてみませんか?


あなたが今苦しいのは、
決して子育てに失敗したからでも、
ダメな母親だからでもありません。


自分だけの家族を愛し、
命がけで守ろうとしてきた証拠なんです。



……でもね。
長年ずっと着続けてきた

「重い鎧」って、

 


一人きりでは、

どうやって脱げばいいのか

分からないですよね。


「自分の気持ちを聞く」

と言われても、
自分の本音なんて、

もう何年も後回しにしてきたから……。


かつての私がそうだったように、
一人で抱え込んで、

暗闇の中で途方に暮れているお母さんに、

 


「まずはホッと一息ついてほしい」
「もう自分を責めなくて

大丈夫なんだと知ってほしい」


そんな想いを込めて、

 


私が「良い母親」を手放し、

私らしい笑顔を取り戻すまでに

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「あぁ、私、頑張りすぎてたんだな~」と
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