こんにちは☆ 内田あつこです。


私の2016年は、ホロスコープの起点(ASC)に冥王星が乗る配置です。

これは教科書だと「カリスマ」で、確かに時々注目を浴びてる感が。
ただ、私はもともと「自我」の1室の冥王星がASCとはゆるく合で普段から覚えられやすいタイプなので、今年それが強まってるか?というと、ウ〜ン・・・1室の事柄は自覚しにくい^^;

今年はそれよりも、冥王星の別な象意の「突き詰める」方が強いかも。
トランジットで冥王星が4室で太陽と合なのに加え土星もICに来たこと、さらに木星がASCにヒットしていることとも相まって、「自分を突き詰める」のが佳境を迎えたカンジです。


以前記事にしたNVC(Non Violent Communication:暴力的表現をとらないコミュニュケーション)とのつながりは、その流れですね。
ワークで「それだけ感じるなら生きづらいでしょう」との反応をもらい、やっと私の感じ方が通じる場と出会えたと感動し、自分の敏感さを再認識しました。

また、発達障害を持つ方やその疑いのある方を観る機会もあり、自分と“普通の”他者の違いを見つめることにつながっています。
私は発達障害は未診断なので自己申告ですが、当事者として自助グループに参加させていただくようになり、他の方々と一緒にどうやったら生きづらさを緩和できるか考えています。
発達障害にとても近い不便さを持っているのは確かなので(極度の方向音痴とか)、自分と似た特徴を持つ人との交流は、NVC同様、ありのままの自分が認められる「安心安全な場」を得ることにつながるので必要なことだと思っています。

そして、すぐ前の記事で紹介したHSP(超敏感な人)についての長沼睦雄医師の講演会も、そうした自分掘り下げの一環として、聴講できたのはとてもいい体験でした。

HSPと発達障害が重複するケースは珍しいことではありません。
長沼先生も自身がそうだと講演会で仰っていましたし、私が複数の自助グループに参加しての印象でも、HSPを知っている人はそれなりにいるようでした。
なので、どちらについても理解を深める必要性を感じています。

私が講演会があると知ったのも、まず自助グループのメンバーのひとりが私がHSPではないかと指摘してくれたことでした。
その方が長沼先生とつながっていたことで、長沼先生とのやりとりのなかで講演会のご案内をいただき、聴講できたのです。
その自助グループの方はHSPの勉強会の存在も教えてくださり、また別の自助グループでも同じく教えてもらえたので、来月に参加する予定です。


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講演会でいただいた向日葵。
暑さに負けずまだ元気^^


こうして書くと、これだけ一氣に広がったのは、なんだかんだ言っても冥王星−ASC合の配置どおりにも見えますね(笑)
こちらから求めたら得られるものだなあと、トランジット冥王星と太陽の合の効果も実感しています。


発達障害とHSPは、似通った特徴があるとはいえ名称が異なるだけあり、やはり両者を大きく隔てる点はあるはずです。
それぞれの当事者に訊ねて返ってきた答えは「共感力」でした。

HSPの「共感力」とは自分と他者の境界線が限りなく薄くて他者の考えが手に取るようにわかることですが、自己分析するに、私にはそのような共感力はないでしょう。
ストレングスファインダーという自分の主な特徴が5つ挙がるテストでは、共感はおろかコミュニュケーション関連の特徴はただの1個もありません(確か特徴は30強はあるのに^^; )。このテストは、何度やっても結果は大差ないそうです。

ただ難しいのは、発達障害者でもアダルトチルドレン(AC)の傾向があると、相手の顔色を窺おうと努力した結果“共感”できてしまう場合があり、判断は一筋縄ではいかない印象です。
ACは、ざっくり言うと幼少期に親子関係になんらかの問題があり、自分を抑制して大人になった人。私自身、ACに思い当たる節はあり、現在進行形の問題であるため、なんとも判断しがたいです。。


発達障害? HSP? 
私はそれらに該当するのか?

結局、疑問が残ります。

たぶん、医師の診断を受けても「グレー」で終わるでしょう。
実際、私のホロスコープを見ても、そのように受け取れます。


私のホロスコープは一見、偏りがありません。陰陽は中庸で元素も程よく分散し、柔軟宮が弱めな程度で、教科書的には「目立つ特徴のない人」。
つまり、どこにでも属せるタイプ。

でも、「自我」の部分が冥王星・天王星・木星在住と非常に特徴的で、この点だけで十分、人と大きく違います。
特殊なのか、普通なのか、ここでも微妙なのです。

この特徴ゆえに秘書的な仕事が長年できたのだと思いますが、一方で、このような自我を抑えて人に合わせようとすると、次第に苦痛になり、心身にダメージが出るとわかりました。
「自分はエイリアン」という感覚が常にあるのも、このためでしょう。

蛇足ですが、もし発達障害&HSPならマジョリティから外れ、HSPとしてもHSS(強い新奇追求)も併せ持つためこれまたマジョリティから外れます。
だから「エイリアン」なのよね^^;


となると、私はホロスコープ上からも「特殊な自我を持ちながら誰とでも渡り合える人」なワケですが

「コレ、イソップ寓話の『蝙蝠』だ」

と、最近ふと思いました。

どこにも属せて、どこにも属さない存在。
器用なのか、不器用なのか。

蝙蝠は最後どうなったんだっけ?
とググったら、「八方美人はダメだよ」って教訓でした(爆)
でも、類似の話で『蝙蝠と鼬』というのもあって、「状況によって豹変して絶対絶命の危機を逃れる」→「同じところにとどまっていてはいけない」教訓になっているようです。
なーんだ、蝙蝠は悪くないじゃん。
蝙蝠を悪い目で見る人と良い目で見る人がいるってことで。

蝙蝠上等♪ 私を良い目で見てくれる人のところへ行くよ、私は
円山動物園にいるインドオオコウモリは、可愛いコなんですよ〜黒マント姿のきつね顏で^^
飼育員に「今日はインドオオコウモリいないんですか?」 と訊く人が私以外にいるなら、そーいう人を友達にしょうってコトですね(笑)


真面目な話、KYとか和とか、もう聞き飽きました^^;

精神医学では近年、発達障害の定義が変わり、アスペルガー障害・広汎性発達障害などと個別化していたのが、広く『自閉症スペクトラム』となりました。
これは「特徴があるとわかれば後はそれでいい」という解釈です。
「違っていて、広いグループに属していい」という方向に世界は変化してきています。

日本はどうでしょうね。
先日の相模原の殺害事件の犯人は、特殊な例でしょうか?

各国の調査で、職場に求めるものが、日本だけ「人間関係」重視なのだそうです。

皆が“和”のために必死に個性を抑え、空気を読みまくっているのが現代の日本社会の姿ということになります。
自己の充足よりも他者との一体化の方が大事なのですね、日本人は。
私から見ると、まるで何かに洗脳されているかのようです。。

一方で、HSPも他の国より日本で多いらしいですね。

日本は太陽も月も風サインで、風が非常に強調されています。
言い換えると、すっごく偏ってます。
てことは、良くも悪くも「コミュニケーションが特異」ってコトです。

「空気読めすぎ」でも「KY」でも社会不適応。
多様性がないから疲れるんです。

日本は、特殊な国ですよ。
「日本の常識は世界の非常識」というのは掛け値なしの真実です。
海外の空氣を吸った人なら、私個人はともかくこの言葉には100%同意するでしょう。(たぶん射手座カンケイの人もかな)


“蝙蝠”の私としては、どの側にもイケますけど、“エイリアン”として俯瞰できますのでウーン・・・なんとも^^;
大体、「『中庸』を持つ者への報酬はどうよ?」と思いますね。こーいう社会では架け橋となれる貴重な存在のハズですが。

でも考えたら、元職場で私はまさに“架け橋”でしたけどめっちゃ神経使いましたね。で、堪えて陰でイロイロした割にはホント報われなかった。あの立場は二度とやりたくないですわ。

・・・やっぱし私、蝙蝠でよかったや(@北海道弁)ってカンジですね〜
日本以外の国に住むゾーっと(笑)


でも、日本沈没を見るのもチョット忍びないので、お願いなんですが、私のブログを読んでくださっているのは、たぶん繊細で敏感な方が多いと思います。

だからキツイだろうと思うのですが
もし何か見聞きして「これオカシイんじゃない?」って感じたら、その感覚を無視せず大事にして欲しいのです。
そして、それに物申す勇気を出してください。

「物申す」とは、対象者に面と向かって対峙し玉砕することとは違います。モチロンそれが必要なケースもあるでしょうが。
そうではなく、私が今試みているみたいに、自分の胸にしまっておかないで積極的に他の人とシェアして欲しいのです。

魚座の海王星と山羊座の冥王星が「集団」の定義に焦点があたる一方、天王星は「個」の意識を変えつつ今後は身体的・感覚的つながりを求める牡牛座へ。
これからの世界は、人とのつながりが重要となるでしょう。

私以外にもアラームを発する人が増えることを切に願っています。やぎ座





HSPの本、参考に出しときますね。

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