宮城県仙台市で活動している オンライン英会話専門学習コーチ 内海(うつみ)です。コロナとは関係ないのですが、オンライン専業でやっています。
私のブログではカジュアルな会話で使えるフレーズを紹介していますが、今回は趣向を変えて、waiting for と looking forward to の使い分けについてお話します。
オフィスで働く女性が、出張先にいる外国人上司から急に依頼された商談用の資料を作り、ついさっきメールで送りました。まもなく「資料受け取ったよ、ありがとう」という返信があったものの、超特急で作った文書だったので、内容が適切だったかメールで確認したいと思いました。
いわゆるフィードバックをもらいたいのですが、なんと書けばいいでしょう?
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フィードバックを待ってるんだから
I'm waiting for your feedback.
でいいのでは?
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う~ん、惜しい!
出張先にいる上司は、さっきメールで資料を受け取ったばかりですよね。ということは、ざっと目は通したものの、たとえば「夕方の商談の前までにはちゃんと読んでおこう」などと思ったかもしれません。
また、資料が添付されたメールには「フィードバックをください」とは書いていなかったはずです。そこへ I'm waiting for your feedback. というメールが来たら、上司は「資料を受け取ったばかりなのに、早くフィードバックをくださいとはどういうことだ?」と思うでしょう。
これは、I'm waiting for と言う場合、「事前にお願いしてあることで、それからある程度の時間が経過していること」が前提になっているからです。今回のケースでは、上司は唐突な印象を受けるので、上記のように誤解される可能性があります。
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じゃ、どう言えばいい?
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答えは、I'm looking forward to your feedback. です。学校で習った英語だと、looking forward to で「楽しみにしている」ぐらいしか思い出せないと思いますが、正確には「(楽しみに)待っている」という意味で使われます。
だから、事前にお願いしていなかったフィードバックをもらいたい(=待っている)のなら、looking forward to を使うのが自然なんです。
英語は緊張度の低い言語で、それを土台に築き上げられた文化はフラットなものですが、ちょっとした表現の違いで誤解されることもあります