牛タンで有名な仙台市で活動している オンライン英会話専門学習コーチ 内海(うつみ)です。コロナとはとくに関係ないのですが、オンライン専業PCでやっています。

 

 

ネイティブがごく普通に日常の会話で使うフレーズなのに、ほとんどの日本人が知らなかったり、本来伝えたい意味と違う意味で使ってしまったり。そういう表現って結構あるようですね。

 

今日はその中の1つ、I'll get it.を取り上げたいと思います。いろいろな意味で使えるフレーズですが、日常会話で一番多く使われる意味は「誰かの代わりに何かをする」です。

 

Google先生の翻訳だと

「わかります」だってよ?

 

それは、「誰かの言っていることがわかる」という意味 ( I understand it. ) の I get it. に will をつけた時の訳ですね。普通、そういう意味で使う場合は will は付けないんです。(付けると違う意味になってしまいます。)

 

では、「誰かの代わりに何かをする」という意味での使い方を見ていきましょう。

 

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電話が鳴っていて I'll get it.

この場合は it = the phone なので、「誰かの代わりに電話に出る」という意味になります。

 

玄関ドアのベルが鳴っていて I'll get it.

この場合は it = the door なので、「誰かの代わりに玄関に出る」という意味になります。

 

店で食事が終わって I'll get it. 

この場合は it = the bill(勘定)なので、「誰かの代わりに勘定を払う」という意味になります。

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どうでしょうか、なんとなく I'll get it. のごく普通の使い方がわかってきたのではないかと思います。

 

「なぜ will をつけるのか」とか「なぜ get the door と同じ意味になるのか」とか、細かい事柄にはこだわらず、「こういう風に使うんだな」という感覚をつかめれば十分です。

 

最後に、90年代アメリカの大ヒットラブコメ、FRIENDSから1シーンをご紹介しますウインク。登場人物の1人が一瞬だけ I'll get it. と言うので、聞き逃さないでくださいね。