「サカつくヨーロッパ」
セガ・サターンでシリーズ第1弾「J.LEAGUEプロサッカークラブをつくろう」が出たのは10年前。
当時はまさにJ.LEAGUE真っ盛りで私もはまっていました。
あれからワールドカップなど、日本のサッカーブームはとどまるところを知らない。
と同時にちゃくちゃくとサッカーゲームも発展しています。
今度は舞台をヨーロッパに、「プロサッカーチームをつくろう!ヨーロッパチャンピオンシップ」が10年の月日を経て販売決定!
ゲーム内登場選手は何と約25000人!そのうち約9000人は実名で登場!
あなたの力で最強のドリームチームを実際に作ってしまいましょう!
2006年3月29日発売
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★なぜ吐いた後キョトンとしているのか!?★
【参考記事】
【★なぜ吐いた後キョトンとしているのか!?★】
多くの方がちょっと飲みすぎて吐いてしまった経験があると思います
その時、誰もが後悔すると思います
もう絶対にこんなに飲まない!と
それはそれとして、実はちょっと不思議な光景を目の当たりにすると思います
自分が吐いた後、又は他の人が吐いた後の姿を注目したことがあるでしょうか!?
顔が青ざめているクセに随分とキョトンとして平然とした感じに「大丈夫」と言いますよね
よく見てみると、おおよそ真顔で、落ち着いていて、呼吸が荒かったり、ゼイゼイして苦しそうな表情をしている人は普通はいないと思います
その理由は、多くの方がアルコールが抜けたからだと思われるかもしれません
しかし、落ち着いて気分も悪くないクセにやけにテンションが低いです
実は、ちゃんと医学的な理由があるのです
それを理解するにはまずは体の基本的なことを理解しなければなりません
【★血液は常に弱アルカリ性に保たれている★】
弱酸性ならぬ弱アルカリ性です!
中学校で習った化学の用語を使えば、人間は血液を常にpH7.4に保とうとします
7.3でも7.5でもダメです
許される範囲は7.35~7.45までです
ここまで厳密に弱アルカリ性に保つことは生きていくのにとても重要なことです
では、一体どうやって血液を弱アルカリ性に保っているのでしょうか!?
【★カギとなる臓器は肺と腎臓★】
ここはメルマガで配信した参考記事もぜひ参考にしてみてください
肺は呼吸することによって酸素を体の中に取り入れ、二酸化炭素を外に出すというガス交換が行われています
腎臓は体の中の余分なものを尿として排出する働きをしています
理屈は難しいので結論だけここで申し上げます
体の中に二酸化炭素がたまると血液は酸性に傾き、二酸化炭素が減ると血液はアルカリ性に傾きます
腎臓は血液を弱アルカリ性に保つために、尿中の酸をほどよく出しています
言い換えれば、ほどよく呼吸をして、バランスの取れた尿を排出することによって血液はバランスよく弱アルカリ性に傾くという訳です
【★もし吐いてしまった場合、どうなるのでしょうか!?★】
吐くということは、言い換えれば胃酸を外に出すということです
もし胃酸はご存知の通り強力な酸で、具体的にはpH3くらいです
もし強力な酸である胃酸が外にでたら血液はどうなるでしょうか!?
体の中は酸が抜けたことによって逆にアルカリ性に傾いてしまいます
しかし、ここまま血液がアルカリ性に傾いてしまうと人間は生きていくことができなくなってしまいます
そこで活躍するのが肺です
何とか肺が頑張って血液を元の弱アルカリ性に戻そうとします
【★では、一体どうやって肺は血液を弱アルカリ性に戻そうとするのか!?★】
先ほど、体の中に二酸化炭素が貯まると血液は酸性に傾き、二酸化炭素が減るとアルカリ性に傾くと申し上げました
ということは、アルカリ性に傾いた血液を何とかして弱アルカリ性に戻すには、体の中に二酸化炭素を貯めようとすればいいのです
どうすればいいのでしょうか!?
そう、呼吸を抑えればいいのです!
呼吸を抑えれば血液中に二酸化炭素が貯まっていき、だんだん元の弱アルカリ性に戻っていきます
これを、特に意識することなく、体は無意識のうちに呼吸を抑えようとするのです
だから、吐いた後は元気だが口をつぐんで、無意識のうちに呼吸数を減らしているのです
それが、吐いた後に妙に落ち着いてキョトンとしている医学的な理由です
【★実は下痢の場合はこの逆のことが起きます★】
通常、下痢をした後はトイレの中でゼイゼイしています
なぜなら、下痢の時に含まれる腸液は胃液とは逆にアルカリ性だからです
ということは、下痢をすると血液は酸性に傾くのです
そのためには、何とか弱アルカリ性に戻そうと体の中の二酸化炭素を頑張って外に出そうとします
だから、呼吸数が無意識のうちに増えてゼイゼイ言うのです
排便した後に大きく深呼吸をするのは、ちょっとだけ酸性に傾いた血液を弱アルカリ性に戻そうとする医学的には全く自然なことなのです
ということで、こんな変な内容から体の神秘が一つ理解出来る訳です
ちょっと飲み会のネタにしてみてはいかがでしょうか!?(飲みすぎにはくれぐれもご注意を!)
3-27低血糖とは!?
一方、糖尿病はご存知血糖値が高い状態です。
もちろん、ここまで糖尿病について色々と話してきた訳ですから、血糖値が高いことはよくないことは分かったと思います。
しかし、血糖値は高いのと低いのとどっちが危険か!?と聞かれたら間違いなく低血糖です。
人間は血糖値を下げるホルモンはインスリンしかないのですが、血糖値を上げるホルモンは沢山存在します。
その理由はこういうことです。
人間はかつては動物の狩りをしていましたよね。
しかし、いつ獲物が手に入るかは分かりません。
もし獲物が手に入らなかったら人間はすぐに低血糖になってしまいます。
だから、人間が厳しい時代に生きぬくために血糖を上げる仕組みはすごく発達したという訳です。
しかし、現代は食べ物に困ることがなくなってきましたので、逆に血糖が上がりすぎてしまっている形になってきたという訳です。
さらに、そういう環境の変化から現代人の体質はだんだん飢餓に耐える体質からすぐに血糖が高くなる体質に変わっていったという風に変化しています。
これが、糖尿病が現代病と呼ばれる所以です。
と、話はちょっとそれてしまいましたが、という訳で通常特別病気がなければ低血糖を起こすことはありません。
しかし、インスリンやインスリンの分泌を増やす薬を使った場合、必要以上に体の中のインスリンが増えるので低血糖を起こしてしまうことがあります。
症状は、手足のふるえや動悸から始まり、だんだん意識が遠のいていく感じになります。
そして、最終的には意識がなくなり、最悪命を落とすこともあります。
だから、インスリン投与で最も気をつけなければならないことは低血糖ということなのです。
しかし、インスリン投与は慣れてきたら自分で投与しなければなりません。
そんな時、どうすればよいのでしょうか!?
その時の最大の特効薬やジュースや飴玉・お砂糖です!
低血糖はただ単に血糖値が低い状態ですから、糖分を摂取すればビックリするくらいよくなります。
だから、インスリン療法を行っている方は飴玉・お砂糖・ジュースは必需品です。
注意しなければならないのは車の運転の時で、その辺はうまく工夫しなければなりません。
また、最近は「もし私が倒れていた時には低血糖の可能性がありますので、すぐにジュースを飲ませてください」というような名札を首に下げている方もいらっしゃるみたいです(スミマセン、私は見たことがないので正確な文面は分かりませんが…)。
ということで、大事なことはインスリンを投与した場合は常に低血糖の危険性があること、そして甘いものを食べることによりすぐに改善することは絶対に知っておかなければならないこととなります。
次回予告3-28「糖尿病を減らすことは出来るのか!?」
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★本当に癌は遺伝するのか!?★
【★本当に癌は遺伝するのか!?★】
よく「私の家系は癌家系だから・・・」という話をききます
おそらく、多くの方は癌は遺伝すると思われているかもしれません
確かに、癌に関与する様々な遺伝子が最近の研究で分かっていますし、確かに癌を発症した方が有意に多い家系があるようにも思います
しかし、実は「癌の遺伝説」はちょっと疑問に思う所もあります
ここからの話は賛否両論ある考え方で、結論はないのですが、私なりの意見をここに書きたいと思います
【★実は遺伝することが証明された癌はたった一つしかない!★】
それは家族性大腸ポリポーシスという病気です
そんなに多くない病気なので聞いた事がない方が多いと思います
家族性大腸ポリポーシスは簡単に言えばよく見かける大腸ポリープが大腸全体に多発(100個以上)した病気です(よって、よく見かける大腸ポリープとは関係ありませんのでその辺はご理解下さい)
大腸ポリープは大腸癌に変わることもあれば変わらないこともありますし、早期に発見できれば大腸癌に変わる確率を大きく減らすことができます
しかし、家族性大腸ポリポーシスは現代医学では大腸を全部取らない限り、将来的には100%大腸癌になってしまいます
そして、この病気はAPC遺伝子という遺伝子の異常によって男女関係なく子供に50%の確率で遺伝します(常染色体優性遺伝)
実は医療関係者の間で名前が知られている病気で明確に遺伝することが証明されている癌は今の所これしかありません
【★年間、日本人の約1/3が癌でお亡くなりになっています★】
ちょっと考えてみましょう
確かに癌が多い家系、少ない家系あるにしても、ちょっと多すぎる数だと思いませんか?
ちなみに私の家系は癌が少ない家系ですが、祖父が前立腺癌を発症しています
そして、これはあくまでお亡くなりになった方の数であり、最近早期発見によって死亡率が低くかつ頻度が比較的高い乳癌、前立腺癌、子宮頚癌といった癌を発症した数を含めたらもっと多いと思います
さらに、最近では大腸癌や胃癌もかなり早期発見が可能になったため、死亡率は以前に比べればかなり低くなっています
でも、今の所はこの数字です
家系内に癌が多いように思えても、癌自体が頻度が高い疾患のため、たまたま癌を発症する人が多い家系が発生してもおかしくはないということになります
また、逆もあり、たまたま癌が少ない家系が発生してもおかしくはないのです
この辺は統計学的には有意な家族性は証明されていません
【★もう一つ癌の遺伝説を疑問視せざるを得ない結果★】
実は癌の死亡率は昭和25年には約7%です
確かに、その時代には結核の死亡率が高かったのですが、ここで脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)の死亡率と比較してみると分かるかと思います
脳血管疾患は昭和25年には約11%です
その後結核の治療が進んだ関係で、脳血管疾患の死亡率は一時25%くらいに上がったのですが、現在は約13%と割合からすれば昭和25年とそれほど変わらない結果です
しかし、癌は昭和25年以来増加の一途をたどり、7%から30%まで上がったという訳です
ちなみに、心疾患は昭和25年が6%だったのに対して、今は約16%です
ということから考えると、明らかに時代の変化とともに他の疾患とは独立して急上昇していることが分かります
つまり、遺伝したというよりは、単純に発症した人が増えたと考えるのが自然な考えのようにも思います
【★なぜ癌が増加したのか!?★】
以前は胃癌が多かったのですが、現在は胃癌はかなり減少し、逆に大腸癌と肺癌が増えています
この理由は明らかで昔胃癌が多かった大きな理由は塩分の多い和食であり、大腸癌が増えたのは欧米食が大きな理由で、肺癌が増えたのはタバコの影響が大きいです
そうすると食生活が原因か!?と思われるかもしれませんが、実はもう一つ原因があります
【★もう一つ大きな理由は高齢化★】
単純に、癌は高齢になればなるほど発症率が高いです
メジャーな癌では肝炎ウイルスから肝硬変になることによって発症する肝臓癌以外の癌は基本的に年齢に比例して増加します
例えば昭和25年には結核が多かったのですが、もし結核がこの世に存在せずに現在くらい平均寿命が延びたのであれば、癌の発症率・死亡率はかなり高くなっていたように思います
つまり、癌が増えたのは考え方によっては、医学が進歩して癌以外の病気でお亡くなりになることがあまりなくなった結果のようにも思います
私の祖父も前立腺癌が発覚したのが78歳の時なので、高くなった現在の男性の平均寿命と同じ時期に発症しています
今の所、これだけは有力なのは年齢とともに細胞は着々と癌細胞に変化していくということです
100歳くらいであれば元気な人も沢山いるかと思いますが、ある説では人間は200歳まで生きると100%癌になるという説もあります(もちろん、あくまで理論値です)
【★ただ、遺伝説を完全に否定したのではありません★】
つまり、現在の有力な考え方は確かに遺伝的な要因もあるかもしれないが、癌が発症するかどうかは環境によるものが大きいということです
だから、遺伝的な要因は癌の発症率を多少あげているかも!?という程度なのです
明らかに要因としては環境要因の方が強いというのが今の一般的な考え方で、さらに高齢になれば、それだけで癌のリスクが高くなるということになります
つまり、癌の発症には様々な要因が関わっているため、癌が遺伝だとかそういう風に簡単に言うことはできないのです
【★結局、私が言いたいことは!?★】
また話がうまくまとまらない内容になってしまって申し訳ありません
要は個人的には周りに癌が多いから自分も癌になるのではないかと不安にはあまりならないくていいのではないかと思います
逆に癌の少ない私の家系でも、私や両親が癌になる可能性は十分にあり得ます
ただ、ある程度の年齢になったら健康的な生活をするに越したことはないと思います
「元気な間はあまり色々と考えずに最大限気をつけて楽しんで生活しよう!」
これが私のモットーです
もし私が癌になったら!?
その時のために今のうちに思いっきり楽しんでいるのかもしれません
3-26インスリン療法について
前回紹介した薬物療法で血糖コントロールが出来ない場合はインスリン療法が始まります。
ただ単に体の中にある物質を体の中に入れるという方法なので、薬よりもずっと生理的な治療法です。
また、1型糖尿病の場合はインスリンそのものが出ない病気なので、食事・運動療法や薬物療法は効果がありませんので、はじめからインスリン療法を行います(ただ、食事と血糖の関係を考えなければならないため、インスリン療法を行う時は食事も気をつけなければなりません)。
インスリン療法は量さえ打てば確実に血糖値を下げることはできるのですが、色々と問題も生じます。
まず、インスリン注射は毎日打たなければならないことです。
なぜなら、血糖値は食事によって常に変わるからです。
そう聞くととても怖いように思います。
しかし、実はインスリン注射は普通の注射針と比べて物凄く細く、短いです。
私も針だけなら自分で刺したことはあるのですが全く痛くなければ血も出ません。
だから、実際に医師が患者さんに痛くないことを説明する時に、医師自身の腕に何回もブスブスさしてみせます。
私もその場面に遭遇したら患者さんの前で何回も刺してみせると思います(この前、小泉首相が皆の前で何回も刺してみせたらしいです)。
それくらい痛みがないものが近年開発されています。
そして、インスリン注射は自分で打つことも可能です。
毎日投与が必要なものですから毎日病院に通ったり、入院するのはとても大変です。
それも怖いように思いますが、これも最近の医学技術の進歩、操作がとても簡単になってきています。
ということで、注射の痛みという点では近年かなり改善されてきたのではないかと思います。
しかし、実はインスリン療法の最大の問題点は他の所にあります。
それが低血糖です。
血糖は食事とともに上がったり下がったりします。
だから、ちょっとその辺の判断を誤ると、すぐに低血糖を起こす可能性があります。
医師が近くにいる状態でしたら何とかなるかもしれませんが、インスリン注射は慣れてきたら自分でやることになります。
そうなった時、一体どうすればいいでしょうか!?
では、次回は低血糖について触れたいと思います。
次回予告3-27「低血糖とは!?」
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★一日10分でも毎日続けることに意味がある!★
【★一日10分でも毎日続けることに意味がある!★】
結構何の能力でも身につけるにはとにかく長く続けること大事だと思います
私は典型的な三日坊主だったので今までは何においても中途半端でした
昔の人は「継続は力なり!」と言いましたし、アインシュタインも「わたしは天才ではありません。ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけです。」と言っています
例えば「どうすれば勉強ができるようになるんかなぁ・・・」とか「どうすればギターがうまくなるんかなぁ・・・」とかいう風に悩むことが多かったし、同じように感じていらっしゃる方も多かったかもしれません
様々な方法論が本とかインターネット上にあふれていますが、何よりも大事なことは「毎日続けること」だと思います
【★今日からの目標は身につけたいことを毎日続けること!★】
だから、以下のものは毎日続けたいなぁと思っています
・医学の勉強
・ブログ、メルマガ
・英語の勉強
・ギター
・新聞、ニュースなど
・掃除
・運動
慣れてきたら、もっと色々なものを毎日継続させていきたいと思っています
【★毎日でなければ意味がない★】
人間というのはホント皮肉なことに、習慣化するまでは1日でも間が空いてしまうと一気にやる気が失せてしまうんですよね
一度失せてしまうと元に戻るのにすごく時間がかかりますし、最悪二度と戻れなくなります
習慣化したかどうかを見極めるのは難しいですが、最低でも1ヶ月は必要かなぁと個人的には思います
できることならばよほどの事情がないかぎり常に毎日継続させるべきだと思います
【★疲れたら一個にかける時間を減らせばいい★】
例えば上の7項目、1項目あたり10分だったらたったの70分で全部できます
一日6時間寝たとすれば一日の活動時間は18時間
一日10分だったら数字の上では108項目のことが毎日できるのです
もちろん、歯磨きとかご飯とかの時間がありますのでそんなには出来ないかもしれませんが、たった10分ならばそれだけ多くのことができる可能性があるということです
【★継続させるには楽しむこと必要★】
私がブログやメルマガが続くのは素直に楽しいからです
これはもはや説明不要、ブログのルツボにはまった方であれば私の言いたいことがよく分かると思います
【★勉強も考え方次第では楽しくなる★】
例えば今日勉強したことをブログに書くのも効果的だと思います
また、参考書もいきなり難しいものからではなく、物凄く簡単で漫画が沢山書いてあるようなものから始めるとか
掃除も一気にするのではなく、ある一部分を可愛くインテリアで飾ったりとか
それを毎日続けると、確実に力になると思います
【★出来ない・・・という前にだまされたと思って一日10分続ける!★】
今日・明日に結果に現れるという訳ではありませんが、将来は確実に結果に現れるはずです
一日10分から
毎日でないと意味がない
とにかく続ける
3-25糖尿病の薬物療法
しかし、薬についての詳しい内容はとても難しく、薬の名前もよく分からない名前なので、無理して覚える必要はないと思います。
よって、ここではどんな仕組みで血糖値を下げるかということをおおまかに理解してください。
血糖を下げる薬は大きく分けて4種類あります。
1.膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を上げる薬
2.肝臓で糖分が作られるのを抑える薬
3.腸からの糖分の吸収を抑える薬
4.インスリンの働きをよくする薬
です。
まず1.「膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を上げる薬」ですが、商品名ではオイグルコン、グリミクロン、アマリール、ラスチノン、ファスティック、グルファストが上げられます(厳密にはさらに2種類に分けられるのですが、そこまではここではいいと思います)。
理屈は簡単で、血糖値を下げるホルモンであるインスリンをもっと頑張って出せ!という薬です。
では、副作用は何でしょうか!?
ちょっと考えれば分かると思います。
インスリンの分泌を上げる働きですから、逆に思惑以上にインスリンが出てしまうと逆に血糖値が下がりすぎてしまいます。
これを低血糖と言います。
実は血糖値は高いよりも低い方が深刻です。
その辺については後日触れたいと思います。
次に、2.「肝臓で糖が作られるのを抑える薬」です。
商品名ではメルビンがそれに当たります。
糖分は食事から直接糖分が摂取されるのがメインですが、実はそれだけではありません。
実は脂肪を摂りすぎることも血糖値を上げる大きな要因となります。
この辺はとても難しいので簡単にでいいと思いますが、体内に入った脂肪は肝臓という大きな工場で色々な過程を経て最終的には糖分に変化するのです。
だから、糖尿病の時はあまり脂っこいものを食べないようにしなければならないのはそういう理由です。
で、メルビンはこの肝臓で脂肪が糖分に変化するのを抑える薬です。
副作用はほとんどないと考えてください。
よく調べている方は、副作用の中に「乳酸アシドーシス」という重症の副作用が書いてあることを心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は治療方針がかなり定まってきましたので、実際にメルビンによって乳酸アシドーシスを起こす人はほとんど皆無になっています。
次に3.「腸からの糖分の吸収を抑える薬」です。
グルコバイ、ベイスンが代表的な薬です。
栄養を吸収するのは腸、特に小腸です。
しかし、分かると思いますが、食べ物はとても大きいですので、そのままの大きさでは腸から吸収されません。
その際に、小腸に到達するまでの間に食べ物は細かく分解されます。
グルコバイやベイスンはそのうち、糖分の分解を抑える薬です。
分解されなければ根本的に体の中に糖分が入らないので血糖値が下がります。
そして副作用は「おなら」です。
これは残念ながらかなり高い確率で発症してしまいます。
理由としては分解されなかった食べ物がそのまま大腸に行ったため、大腸にいる腸内細菌がヤバイ!頑張らなければ!と思い、その結果、ガスを沢山作ってしまうからです。
だから、お仕事の関係上、あまりおならの出来ないお仕事の場合は投与を慎重に行わなければなりません。
そして、もう一つの副作用は低血糖です。
通常グルコバイやベイスンを服用しただけでは糖分が入らないのでインスリンは上がらないから低血糖を起こすことはありません。
しかし、先ほど申し上げた1.の薬、つまりインスリンの分泌を上げる薬と併用すると、体の中に入った糖分に対してインスリンの量が多くなるので低血糖を起こすことがありますので十分に注意が必要です。
そして、最後に4.「インスリンの働きをよくする薬」です。
アクトスがこれに当たります。
これはある意味2型糖尿病に対しては根本的な薬ですよね。
2型糖尿病のメカニズムの主なものはインスリンの働きが悪くなることですからね。
ただ、これはどういう訳か副作用として「むくみ」がありますのでその辺に注意が必要です。
また、3.と同じ理由で、1.の薬を併用すると低血糖を起こすことがあります。
という感じで今回はちょっと難しめの内容だったかもしれませんが、体の仕組みを大まかに理解するのにお役に立てればと思います。
しかし、残念ながら、これらの薬を使っても血糖値が下がらないこともあります。
そんな時、最後の切り札が「インスリン療法」です。
そのまま体内になる物質を入れるという形なので、ちょっと普通の薬物療法とは分けて考えたいと思います。
では、次回はインスリン療法について触れたいと思います。
次回予告3-26「インスリン療法について」
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3-24健康的な運動療法とは!?
もちろん、それも効果的なのですが何よりも効果的な方法は「ただ歩くこと」です。
よく有酸素運動と言いますよね。
有酸素運動というのは読んで字のごとく、酸素を取り込みながら行う運動です。
例えば全力疾走は無酸素運動になります。
急激に筋力を増強するには無酸素運動も効果的ですが、あくまで健康という観点から言えば有酸素運動の方が明らかに効果的です。
そして、最も効果的かつ誰でもできる有酸素運動が「歩くこと」なのです。
そこで、歩く際に2点注意しなければならないことがあります。
1.「30分間」連続して歩くこと
2.心臓・腎臓・肝臓などに持病を抱えている方や糖尿病の合併症が出現した方は運動療法が出来ないこと
です。
まず持病や合併症を抱えている方は運動によって病気が悪化してしまう可能性があるから、何か病気の心当たりがある方は必ず医師にご相談下さい。
では、なぜ30分間連続でないといけないのでしょうか!?
それは、歩行によって脂肪が燃焼されるのは25分連続して歩いた後だからです。
だから、30分間連続でないと意味がないのです。
たった30分間健康のために歩くことでかなり違います。
私も一時期毎日30分間連続して歩いていましたが明らかに体調がよかったです。
ぜひ皆さんも試してみましょう。
で、糖尿病の運動療法も基本的には30分間連続して歩くという形になるのですが、食事療法を含めて、それでも血糖コントロールがうまくいかないケースが存在します。
そういう時には薬物療法が始まります。
では、血糖を下げる薬というのは一体どういうものでしょうか!?
それについて、次回触れたいと思います。
次回予告2-25「糖尿病の薬物療法」
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