■これは、2005年ころの日記をまとめています。

→最初はこちらです。


次女の頭蓋咽頭腫が発見されて しばらく打ちひしがれていました。


でも、あるひ、とっても不思議な感覚なのですが

「 動け! 」 とメッセージが降りてきたのです。


っていうと怪しいですが、本当にそんな感じ。


「 自分の主治医は自分である 」


そんな感じがしたのです。


「 病気ということを、受け身でいてはいけない 」


そんな感じがしたのです。



そこで、セカンドオピニオンを決意。



※従来、他人に、意見を言えない おとなしい性格だったのですが

自己主張人間になってしまったのは、このへんが変化の時^^;

今は、自分の意見を言いすぎて反省することが多いです(反省)



以下、当時の日記をそのまま--------------- つまり2005年当時の話です



●一人目のお医者さま


とても腕の良さそうな方でした。
「きれいに取れると思う」と断言してくださいました。

「術後の生活は?」と聞くと、やっぱり薬は飲む必要あるけども
みんな日常の生活に戻っているし、それはたいした問題ではない
という感じ。

一番ダメなのは、ドクターショッピングだと(^^;
術後も含めて、いろいろな事がでると思うけど
ちょっとダメだと思って違う先生、違う先生と渡り歩いて
しまうと最終的には不幸になると。

あと、絶対に放射線はやめなさい、と言われました。

頭蓋咽頭腫は、視神経の裏側にできる腫瘍が取りづらいのですが
取り残しがあったり、再発した時に、放射線をかけるものだと
本には書いてあったのですが、

その先生は放射線だけはやめなさい、とおっしゃってました。

子どもはこれからどんどん成長するので
子どもは特に放射線はかけないと。

外科的手術で二度とって再発した例は、その病院では
ないそうで、再発したらもう一度手術、というのが方針のようでした。

「今まで何人くらい、子どもの頭蓋咽頭腫をオペなさってますか?」
と思い切って聞いてみました。

これ、聞けなかったのね。なんとなく、悪いような気がして。

その方は、今までに20人くらい、とおっしゃってました。
その数が多いのか少ないのか、分かりませんでしたが。

とりあえず、遠慮している場合じゃない、
というのが、わたしの心境でした。

その先生は、とても腕がよさそうだったし、
片道2時間かかる場所ではあったのですが、
そこに転院しよう、と思いました。



●現在の病院での説明


ずっとお世話になっていた病院で、手術の説明がありました。

その病院での説明を かいつまむと

・下垂体機能はすべてなくなる
・喉の渇きもなくなる
・脱水で良く痙攣を起こして運ばれたりする
・一生母親と一緒にべったり生活している子が長生きしている

その時わたしは、転院したいと伝えました。

言いづらかったので、旦那に言ってもらいました(^^;

何が気に入らなかった?

言葉では説明しづらいのですが、

なんとなく、言葉が責任回避にずっと聞こえていました。

とても良いお医者さまなのですが。

営業的、策略的、というか。
わたしも仕事してますので、仕事的話し方のノウハウみたいなのを
感じてしまっていたのですね。

例えば、まず最悪な事態のことから話すのです。
それから、とにかく難しい手術であることを強調。
大変な病気です、難しいです、
覚悟を決めてください。

それは大変な病気なのでしょうが、

「手術が上手く行かなかったときの言い訳のために
あらかじめ言っておく」

という風に感じてました。少なくともわたしは。

それから、み~~~んなが某部長に遠慮している感じも
すごく気になってました。

みんな、他の先生達は、自分の意見を言わない。

すべてが部長の判断待ち。

なぜかなーなぜかなーとずっと思ってきました。

それを、わたしなりには、
チーム医療だから、みんなの意見をまとめた上で
部長がわたし達に説明してくれているのだろう、と思っていたのですが

でも、オペの説明時も、脳外科の先生4人もいるのに、
何を聞いても答えるのは部長のみ(^^;
(担当医は他の方です)

そんなことで、病院に不信感いだいちゃイカンのかもしれませんが、
それもまた、わたしには結構大きな疑問であったのです。


そして、ここでも思い切って聞いてみました。

「子どもの頭蓋咽頭腫の施術回数は?」

答えはなんと、2例。

2例から、「通常は…」という答えを導きだしてしまうのって怖いでしょ。
それはサンプリングの値にならないしょう。

難しいことは、先生におまかせするしかない、
だったら、経験豊富な人に頼もう。

このオペの説明会で決めたのはこのことでした。


そして、転院したいという話をしますと
「近い病院がいい。今後、突然のことがあっても、遠いといけないから、
うちでやった方がいい」というようなことを言われました。


まぁ、突然のこともありますから近い方がいいですよね…。


「では、手術は遠方の病院で、その後緊急時にはここで」


と、さらに厚かましさを増したわたしの言葉には(^^;
さすがに先生も怒ったのか

「脳外科医もプライドかけて手術してますので
手術だけよそで、その後のフォローはうちで、というのは
勘弁してください」

というご意見。

何がプライドよ!こっちは命がかかってるんだ。


…ということで、転院決定。


内分泌の先生が、よそで手術をするにしても、
内分泌医のいるところがいいですよ、とにこやかに
アドバイスくださる。



●もうひとつセカンドオピニオン



そして、最初の病院にもう9割方決めつつ、
もう一つまわりました。

その病院にいらっしゃる、Y先生が個人的にホームページを
もってらっしゃいまして、ホームページを見て
「情報公開精神」に惹かれたのです。

そんなことをしても、なんの儲けにもならないのに
行動に駆り立てる力ってすごいものがありますよね。

他にも、遠方の先生とかにもメールでお世話になりました。


Y先生は、下垂体腫瘍専門医のようですが、
頭蓋咽頭腫というのは下垂体腫瘍ではないようです。

わたしはてっきり下垂体腫瘍だと思っていて
Y先生にもセカンドオピニオンを取ったのですが
前日のオペの説明で、下垂体腫瘍ではないことが判明。

なんだー勘違いか~と思いつつも、
あんな風に情報公開できる方って素敵な先生だろうと
話を伺いにいきました。

その病院は、セカンドオピニオンでお金とるのです。
30分1万円。たかっ!
でも命には変えられない。

で、話をして10分で、とにかく感激してしまいました。

この人だ!

…と感じました。

実際には、Y先生ではなく、他の人がオペをすると聞き、
その人と会ったわけじゃないのですが、

この先生が紹介する先生なら間違いない、と
思ってしまいました。

それはなぜか?

わたしの話をメモを取りながら聞いてくださったからです。

こんな些細なことですが、
外来以外で、わたしの話をメモしてくれたお医者さまは
いませんでした。


そして、意見がとても客観的だったのですね。
単なるわたしの人の好みでしょうけど(^^;

自分が、とか、ではなく、
視点の広さというか、奢らない感じが
お医者さんでもこんな方がいらっしゃるのだ、とびっくりしたほどです。

さすがにもう聞き慣れたわたしは
「施術回数」をさらっときき、年間10例ということ。
そして内分泌の先生もいらっしゃる、ということで
とても恵まれた環境のように思えました。

また、水頭症がいつ起こるかわからないので
すぐに入院した方が良いということになり、3日後に入院することに。


その前に、あわててその前にお世話になった病院へ
経過を報告しにいきました。

某部長ではなく、担当の先生は、とてもニコヤカに
転院手続きをしてくださいました。

「お世話になりましたのに、申し訳ありません」
というと

「とんでもございません」
というお返事。

悪いことしたなぁ、もっと早くに決めていれば。
と罪悪感感じましたが、
でも、そんな気持ちも捨てることにしました。

子どもの命と天秤にかけれるものなんてないのだと。

さらに厚かましくなったわたしです。