国際結婚について(カナダと日本の場合) | imagine ☆妄想してごらん☆

国際結婚について(カナダと日本の場合)

よく尋ねられるのですが、自分でも調べてみてびっくりした、カナダ人と日本人の結婚の手続きなどについて書いてみます。(長いけどネタとして興味のある方は見てくださいね)


実は、私はそのままの日本の姓にしているので、夫とは別姓になっています。
日本ではまだ夫婦別姓にはできないのですが、国際結婚の場合には可能なのです。

とはいえ、婚姻届を役所に提出する時に、姓を夫のものに変えることもできるのですが、(その場合、何人であってもカタカナ表記になる)その時希望しなくても6ヶ月以内であればいつでも変更する事ができます。
それを超えると今度は家庭裁判所までいかないと変更する事ができなくなります。

日本の場合、結婚ということは、相手と同じ戸籍に入る事になりますが、外国人には当然日本の戸籍はありませんので、私は一人の戸籍をつくり、夫はそこには入っていません。
住民票の「世帯」にも、私一人きりという、まるで独り身のような記載になっています。結婚をしている事を照明するためには、別に「結婚証明書」という聞きなれないものを持ってこないとわからないのです。

さてさて、それで私達に将来子供が出来た場合には、子供はその時は日本とカナダの2つの国籍を持つことになります。
22歳になったときに自分でどっちかの国を選ばなくてはなりません。そのままだと二重国籍といって、違法になるそうなのです。

そして、カナダでの私の名前がどうなるかというと、それは日本とはまた別の話。
カナダでは、(アメリカでもそうなのですが)移民の国だからか、名前というのは、日本の様に絶対的で、重要なものではありません。
ミドルネームを入れたり、省いたり、母国の名前を使ったり、イングリッシュネームを使ったり・・・と、銀行口座名や、クレジットカードなどそれぞれがばらばら、という事も珍しくないそうです。
なので・・・私の場合はかねてからちょっと憧れていたミドルネームなるものをつけてみようと考えています。
夫の姓をファミリーネームにもらって、私の日本の姓をミドルネームに・・・。
なんて思っていますが、実際はまだカナダでカードを作った事も生活した事もないので、まだどこでも使っていません。
様は・・・・「言ったもの勝ち」みたいな感じです。
これを理解するのに随分悩みました!

どうして私の日本の姓をそのまま使って「夫婦別姓」のままにしているかというと、これは

・不可逆性で、一回変えると元に戻せない
・いつでも変えれる
・日本ではまだ外国人に対する偏見がある人がいる

という事です。
悲しい事ですが実際に感じた事がありましたのでそのままにしておきました。

でも時々、結婚をしたのに別姓でいることがなんとなくさびしいです。
変えちゃおうかな??と、時々考えてます。

それと結婚についても日本とカナダでは違います。
日本では役所に「婚姻届」を出せばそれだけで
シューリョー

・・ですが、カナダでは、ちゃんと資格をもった人が立会いで結婚式を確認しなくてはなりません。もしくは結婚式の「証拠写真」などをもって役所にもって行かなくてはなりません。
神父様であろうと、資格を持った神父様でないとちゃんと認定されないのです!
なんか不思議な気がしましたが、よくかんがえると、紙切れ一枚で成立してしまう日本の方が変わってるかもしれませんね。

日本でも東京では街を歩いているとインターナショナルカポーをよく目にしますが、(私達はそう見えないと思いますが)まだまだ地方では少ないと思います。
実際私の実家の方でも「国際結婚!?」と、みんなびっくりしていました。
カナダなど移民の国では、これは全然どうってことの無い、普通のことみたいです。
なので夫側の家族からは私達が国際結婚をしたとはまるで思われていないような、驚きの無さに驚きました!!

インターネットで簡単にwebカメラでミーティングできる時代。
子供の頃に思っていたより世界は小さくなっているなー。