買い物から帰って来て

脱ぎっぱなしのダウンコートの上で

愛犬が寝てしまった。

 

ぐちゃぐちゃのフリースまで

巻き込んでいる。

 

飼い主の匂いで安心するのかな。

 

朝、トイレは済ませたが

何も食べずに

ぐっすり眠り込んでいるので

そのままにしておいた。

 

そのうち、人間の夕食の時間になったので

なまじ、欲しがると可哀想だから

そっとしておく。

 

しめしめ。

この際だから

ケーキも食べちゃおうぜ。

 

コーヒーを淹れていると

ゴソゴソ音がして

起きて来た愛犬。

 

慌てて、ケーキを口の中に入れて

愛犬を外に連れ出すと

チー。

 

この後

家に戻って

フードを食べた。

 

飼い主がトイレに行くと

愛犬が、すぐ探しに来る。

目が見えていないので

見当違いの場所にいる。

 

一緒に

部屋に戻ると

今度は

撫でて!とご所望。

 

犬が自分の老いを感じて

行動しているように感じる。

 

残された時間を

目一杯、そばで過ごしたい。

 

先のことは考えたくない。

 

今、今この仔と一緒に暮らしている時間が

何より、尊い。