
今大会の完封第1号となった前橋育英のエース恩田慧吾(3年)は「自分はマウンドで弱気な表情を見せないことを心がけているので、どんなピンチでもずっと笑顔でいられるようにいつも投げています。最初はボ―ルが走らなかったけれど、弱気なところを見せないようにしました」と最後まで落ち着いたピッチング。
近大付打線を相手に103球で散発6安打に抑え「コントロールを意識して打たせて取って、自分たちの持ち味である守備からリズムを作って点が取れたので、そこは良かったと思います」と、内野ゴロで14のアウトを稼ぐなど制球力も抜群だった。
「やっぱり甲子園で投げるっていうのが自分の夢だったんで、そこで完封できて本当にうれしいです」。1メートル72、60キロという小柄な右腕だが、緊張感漂う初戦で奮闘。荒井直樹監督も「恩田はこちらに来て調子が上がっていた。期待通りの出来です」と頼もしいエースの投球内容に納得の表情を浮かべていた。
前橋育英は群馬大会での6試合ではすべて相手に点を許していたが、甲子園での初戦は完ぺきな試合内容。2回戦はこの日、智弁和歌山(和歌山)を退けた近江(滋賀)が相手で2試合連続で近畿勢との対戦となる。
一方、近大付の藤本博国監督は「前半で打線が振り負けていたので後半は“コンパクト”に振れと指示したがうまくいなかった」と敗戦の弁。25年ぶりの甲子園勝利を目指した大会だったが、再三あった好機を生かせず無念の敗退となった。
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