リーグ戦再開 | #029ブログ#

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巨人は27日、リーグ戦が再開する28日のヤクルト戦(秋田)に向け、こまちスタジアムで全体練習を行った。阿部慎之助捕手(35)は、快音を連発。打率2割3分3厘でリーグワーストだが、「今まで迷惑をかけた分、自分が引っ張るくらいの気持ちでやる」と決意を述べた。セ・パ両リーグの5試合がこの日行われ、同一リーグ同士の対戦が再開した。

 汗だくになりながら、黙々とバットを振った。阿部は、ロングティーではフォームを一振りごとに確認。直後のフリー打撃では快音を響かせ、表情からは迷いが消えていた。

 「いい感じだね。ようやく、ってとこだよ。思うようにバットも出てきている。前半戦は残り16試合? いくよ!」

 今季初めて「いくよ!」と口にした。自信がある証しだった。

 「今まではチームを何とか引っ張ろうと思っても、思うようにいかなかった。やはり、打撃が悪かったから、自然と暗くなっている自分がいた。凡打している姿が、夢に出てくることもあったからね。正直、病気かと思ったくらいだよ」

 現在、打率2割3分3厘はリーグワースト。タイトルを狙っていた本塁打は、まだ7本だ。開幕前に首を痛め、シーズンに入ると腰、右肩に自然と負担がかかった。治療を続けていたが、体のバランスは悪くなり、打撃フォームも狂った。

 「言い訳だけはしたくない。試合に出させてもらっている以上は、結果を残すのがプロなんだから。でも、もう不安はないよ。いい頃のコンディションにあると思う。練習の打球にも表れているよ」

 好調時、阿部はフリー打撃で、狙って右翼へライナーを打つことができる。バットの出方、体重移動など、すべてが一致した時になせる“技”だという。この日は、強烈なライナーが右翼手を襲った。交流戦が終わってから、5日間の調整期間でリフレッシュ。心身ともに新たな気持ちで、リーグ戦再開へと臨む。

 「今の成績は把握している。恥ずかしいよね。チームが首位だからいいようなもの。ここからは『俺についてこい!』くらいの気持ちでやっていくよ。ファンの記憶に残る活躍をしたい。記録より、記憶。数字は後からついてくるもの。勝負強い阿部慎之助を、もう一度、見せたいね」

 阿部の気持ちをさらに奮い立たせてくれる朗報が飛び込んだ。球宴の捕手部門で、4年連続7度目(計11度目)となるファン投票での選出が決まった。ただ、さすがに複雑な表情だった。

 「こんな成績で選んでくれて、感謝しかない。ファンがケツを叩いてくれたんだと思う。『しっかりしろ』ってね。何とか応えたい」

 35歳。まだ老け込む年ではない。阿部慎之助は、このまま終わる男ではない。
※引用しました。