◆第86回センバツ高校野球最終日 ▽決勝 履正社2─6龍谷大平安(2日・甲子園)
龍谷大平安(京都)が履正社(大阪)を6―2で破り、校名変更前の平安を含め春38度目の出場で初優勝した。初回、大谷司右翼手(3年)の適時内野安打で先制すると、9回には4番・河合泰聖一塁手(3年)の2ランでダメ押し。京都勢として48年の京都一商以来、66年ぶりの頂点にOBの原田英彦監督(53)がチームを導いた。春夏通じ初の決勝に挑んだ履正社は一歩及ばなかった。
ゲームセットの瞬間、すでに大量の涙で視界はにじんでいた。「新チームになってからのこと、監督に優勝をプレゼントできたことを思うと自然に出てきた」。龍谷大平安・河合主将は、マウンド上に集まったナインたちと右手を空に向かって突き上げ、喜びを爆発させた。
主将のバットがVを決定づけた。2点リードの9回1死二塁、内角低め直球を右越え2ラン。「うまく上からたたけた。今日出てくれてよかった」。4番打者の一撃は、この日までレギュラー野手でただ一人、打てていなかった公式戦初本塁打となった。初回の速攻も効いた。先頭の徳本健太朗が3球目を右翼線三塁打。続く大谷は2球目を二塁適時内野安打し、わずか5球で先制点を奪った。徳本は「流れを持って来られてよかった」と何度もうなずいた。
この日も10安打を放ち、5試合で4度目の2ケタ安打。「打ち勝つチーム」は、冬場の打撃優先の練習で作り上げた。例年は6対4の割合で守備が多かったメニューを、現チームは7対3で攻撃重視に変更。体幹トレーニングの時間も増やしてロングティーやフリー打撃、マシン打撃で徹底的に振り込んだ。
昨春はミスから逆転を許して初戦敗退。観客席から心ないヤジを浴びた。河合は「すごく悔しい思いをした。絶対ここに戻ってきて見返してやろうと思っていた」。当時のメンバー10人が残るチームで借りを返した。
創部106年目で初の春制覇。古都の名門が次に目指すのは、史上8校目の春夏連覇だ。「(12年の)大阪桐蔭みたいな力はないが、チャンスは僕らにしかない。できることを積み重ねていきたい」と河合。さらに成長した姿での“日本一防衛”を誓った。(吉村 達)
◆龍谷大平安(京都市)1876年創立の私立校。生徒数1413人(女子559人)。野球部は1908年創部で、部員数67人。夏は32度出場(優勝3度、準優勝4度)。主なOBに衣笠祥雄(元広島)、桧山進次郎(元阪神)、炭谷銀仁朗(西武)、太田雄貴(フェンシング)ら。
龍谷大平安(京都)が履正社(大阪)を6―2で破り、校名変更前の平安を含め春38度目の出場で初優勝した。初回、大谷司右翼手(3年)の適時内野安打で先制すると、9回には4番・河合泰聖一塁手(3年)の2ランでダメ押し。京都勢として48年の京都一商以来、66年ぶりの頂点にOBの原田英彦監督(53)がチームを導いた。春夏通じ初の決勝に挑んだ履正社は一歩及ばなかった。
ゲームセットの瞬間、すでに大量の涙で視界はにじんでいた。「新チームになってからのこと、監督に優勝をプレゼントできたことを思うと自然に出てきた」。龍谷大平安・河合主将は、マウンド上に集まったナインたちと右手を空に向かって突き上げ、喜びを爆発させた。
主将のバットがVを決定づけた。2点リードの9回1死二塁、内角低め直球を右越え2ラン。「うまく上からたたけた。今日出てくれてよかった」。4番打者の一撃は、この日までレギュラー野手でただ一人、打てていなかった公式戦初本塁打となった。初回の速攻も効いた。先頭の徳本健太朗が3球目を右翼線三塁打。続く大谷は2球目を二塁適時内野安打し、わずか5球で先制点を奪った。徳本は「流れを持って来られてよかった」と何度もうなずいた。
この日も10安打を放ち、5試合で4度目の2ケタ安打。「打ち勝つチーム」は、冬場の打撃優先の練習で作り上げた。例年は6対4の割合で守備が多かったメニューを、現チームは7対3で攻撃重視に変更。体幹トレーニングの時間も増やしてロングティーやフリー打撃、マシン打撃で徹底的に振り込んだ。
昨春はミスから逆転を許して初戦敗退。観客席から心ないヤジを浴びた。河合は「すごく悔しい思いをした。絶対ここに戻ってきて見返してやろうと思っていた」。当時のメンバー10人が残るチームで借りを返した。
創部106年目で初の春制覇。古都の名門が次に目指すのは、史上8校目の春夏連覇だ。「(12年の)大阪桐蔭みたいな力はないが、チャンスは僕らにしかない。できることを積み重ねていきたい」と河合。さらに成長した姿での“日本一防衛”を誓った。(吉村 達)
◆龍谷大平安(京都市)1876年創立の私立校。生徒数1413人(女子559人)。野球部は1908年創部で、部員数67人。夏は32度出場(優勝3度、準優勝4度)。主なOBに衣笠祥雄(元広島)、桧山進次郎(元阪神)、炭谷銀仁朗(西武)、太田雄貴(フェンシング)ら。
※引用しました。