複合商業施設EKITA(エキータ)」 | #029ブログ#

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JR前橋駅前の旧イトーヨーカドー前橋店(前橋市表町)跡ビルが、複合商業施設「EKITA(エキータ)」として11月15日にリニューアルオープンする。開業まで1カ月を切り、地元関係者には期待と不安が交錯している。県都の空洞化が指摘される中、前橋市の表玄関の顔として地域活性化の起爆剤となれるのか。(伊藤徳裕)

「前橋は人口が多いので顧客拡大が見込めそうです」。エキータの地下1階に出店する和菓子店「青柳」(本店・桐生市)の担当者は、期待を込めてこう話す。同社は両毛4市(桐生、太田、みどり、栃木・足利)と富岡市に店を構え、県央は初進出。担当者は「前橋から桐生まで商品を買いに来る客が多いので、前橋に拠点を置くことの意義は大きい」と笑顔で語る。

駅前という立地を生かし独自性を打ち出そうとの動きもある。ベイシアグループのコンビニエンスストア「セーブオン」(本社・前橋市)は、市内25店舗目の「エキータ前橋店」を1階に出店する。同駅前では昨年1月以来、約2年ぶりにコンビニの無店舗状態が解消される。担当者は「前橋の玄関口にあたるので、市や県の土産物品も用意したい」と意気込む。

エキータは地下1階地上6階建てで約65店のテナントが入居予定だ。3、4階はオフィスで、既に電子機器の開発・製造メーカー「富士通フロンテック」の子会社「富士通フロンテックシステムズ」が今月9日に本社を前橋市問屋町から移転した。

「エキータ」は、テナントを数多くの地元企業が占めるのが特徴だ。日本政策金融公庫前橋支店は「地元資本のテナントばかりの施設は珍しく、応援しがいがある」と、ビル改装費やテナント3店の資金計1億300万円を融資した。

「オープンを待ち望んでいる」という地元の表町二丁目自治会長、金垣敏夫さん(73)も「イトーヨーカドーの閉店で、地元の高齢者は“買い物難民”になっていた。生活用品や食品の買い出しを親族に頼むといった不便さが解消される」と歓迎する。

一方で、金垣さんは「イトーヨーカドーは高齢者にとって時間がつぶせる憩いの場所で、郊外から前橋駅までバスで来て店を半日見て回るお年寄りも多かった。エキータにはオフィスがあり、高齢者にも適した場所になるかどうか」と一抹の不安も口にする。

また、交通量の増加や24時間営業のコンビニ設置で駅前が“不夜城”となることも懸念される。前橋署駅前交番では「犯罪に警戒するなど気を引き締めたい」と話している。
※引用しました。