◇セ・リーグ DeNA0-6巨人(2012年4月13日 横浜)
「腹立つ!」。ライバルと公言する巨人・原辰徳監督にかけたのか。そのひと言が、DeNA・中畑監督の悔しさを最も象徴していた。わずか1安打に抑えられ、今季最大6点差の完敗。公式戦初対決で古巣・巨人に力の差を見せつけられた中畑監督が、会見の最後に口調を強めた。
報道陣から、巨人・沢村が「(DeNA打線が)2戦目以降に響く投球をしたい」と話して登板したと聞いた直後だ。
「実際にそういう投球をされたけど、“はい、そうですか”というわけにはいかない。もっと早く教えてよ。ちょっと怒りがこみ上げてくるな」
就任直後から繰り返し強調してきた巨人への強烈なライバル意識。4年連続最下位のチームで大型補強した古巣に挑むには、選手だけでなく自身も奮い立たせる必要があった。2月25日にはナインの前で巨人との決別を宣言。オープン戦は2戦2勝と圧倒した。だがシーズンは甘くはない。本拠地に戻って迎えた区切りの一戦。散髪をして気合を入れ直し「巨人には特別な意識があるよね。何としてもきょうは勝ちたい」と話していたが、現実は厳しかった。
もちろん、このまま一方的にやられるわけにはいかない。本拠・横浜スタジアムでは6連敗となり「本当にファンには申し訳ない。(巨人は)力の限りを出し切って(互角に)戦える相手。プロとして、何とかやり返さないといけない」と指揮官。リベンジの舞台はまだまだ残されている。
▼DeNA・中村(4回にチーム唯一の安打を放つ)ノーヒットノーランにならなくて良かった。