SEKAI NO OWARI×平手友梨奈 | #029ブログ#

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SEKAI NO OWARI×平手友梨奈

そんな平手の姿に魅了されたアーティストは、平井だけではない。
平手自身が「尊敬するアーティスト」と語る、SEKAI NO OWARIとも、先日コラボを果たした。彼らの新曲「スターゲイザー」のMVで“普通の日常”を生きる少女役として出演した平手。公開されるやいなや、楽曲の世界観を見事に表現した平手の儚くて美しすぎる佇まいと、CGのように綺麗な月(本物)をバックに激しく舞う様が話題を呼んでいる。同曲の作詞・作曲を手がけ、さらにMVの脚本も担当したFukaseは、「最後のダンスシーンを観たとき、作詞作曲家でありながら言葉にならない気持ちになったのを覚えています。それは心温まるような、恐ろしいような、涙がこぼれるような、そういったものでした」(引用:SEKAI NO OWARI、欅坂46平手友梨奈が新AL『Eye』収録“スターゲイザー”MVに出演)とコメント。また2月22日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でも、Fukaseは平手の踊りについて、「振付も本人にお願いしたので、僕もカメラが回るまで見たことがなかったため、すごく衝撃的でした」と明かしていた。


同MVでの平手のダンスシーンは2分にも満たない。だが、そのたった2分の間に“温かい/恐ろしい”など千差万別の感情を観るものに与え、無意識のうちに涙をこぼさせる。それはまるで「スターゲイザー」の歌詞のように〈時々頭がおかしくなる〉ほどに、彼女の一瞬の表情や動きから私たち観る側は、多くの情報と凄絶な感情を受け取り、それぞれ頭の中で自分なりのストーリーを作り出す。平手の心血を注ぐようなダンスは、観る側の心も深くえぐり取るように刺激し、想像力を掻き立てるのだ。生きる芸術のような平手のパフォーマンスは、そのたびに自分の一部を削り取っているようで、心身ともに相当な負担がかかっているのではと時に不安になってしまう。
■欅坂46×平手友梨奈
 欅坂のメッセージ性が強い新曲「黒い羊」でも、平手はセンター=主人公である。これまで以上にストーリー性が重視されている同曲の振付は、赤い彼岸花を手に舞う平手だけに限らず、メンバーひとり一人の表現力が問われている印象だ。ちなみに、赤い彼岸花の花言葉は独立、あきらめ、悲しい思い出など。球根には毒があるため、地中に潜む生物が彼岸花だけはかじらないという。つまり、彼岸花だけ他のものに避けられているということ。平手を軸に、メンバー全員がそんな「黒い羊」の世界観に没入することで、より同曲が伝えたいこと、“黒い羊(やっかい者)”の意味を深めるように思う。

そんな「黒い羊」のMVや、歌番組でのパフォーマンスを見て、まず感じたのは欅坂というグループ自体の表現力が向上しているということ。以前までは今泉が語っていたように平手と他メンバーのダンスにはどこか“境界線”があったように感じた。しかし、「黒い羊」ではその境界線が取り払われ、全員がそれぞれの役に憑依しているように踊っている印象を受ける。現に、2月23日に発売された『BRODY』4月号で、「黒い羊」のMVを手がけた新宮良平監督は「出演者の演技はほとんどアドリブです」「みんながそうやって全力で場を作ったからこそ、平手さんがああいう表情になったのだと思いますね」とコメント。平手の表現力は他アーティストに影響を与えると同時に、グループ内にも確実に変化を生み出していると言っていいだろう。そして、そんな欅坂から平手もまた多くのものを吸収し、より感性が磨かれていっている印象だ。※引用しました!