大腸の内視鏡検査前日の晩御飯。

お盆に乗っている紙には、
息子の名前と共に「注腸食」と書かれていた。

いつもは「潰瘍食」と書かれている紙だ。

ご飯と同じ容器のフタを開けてみると・・・

なんとも言えない代物が入っていた。

色は透明で、でんぷんを水で溶いたような、
液体のようなペーストのようなもの。

息子は一口食べてみて「マズッ!」と箸をおいてしまった。

これの他にお吸い物の汁だけがついていた。



検査当日の朝。

ニフレックが来ると思っていた息子には
違う名前の薬が届けられた。



【ムーベン配合内用剤】

ニフレックと成分は同じ。
検査のために腸をきれいにするためのもの。

便を水分で柔らかくして排出されやすくするもの。
厳密には薬ではない。

調べてみると、
ムーペンはニフレックのジェネリック薬品らしい。

一袋当たり450円も安い。



これを朝7時から9時までの間にせっせと飲み続けた。
価格が安くても味はほとんど同じらしかった。

息子によると、
味はアクエリアスに似ているとのこと。

でも、やっぱりマズくて
頑張らなきゃとても飲みきれないものだった。



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