痛み止めのペンタジンを使い始めてから一週間。

痛みに眠れない息子の様子を見て
先生が処方してくれたのが

【レンデムD】

短時間~中時間型の睡眠薬に分類されるらしい。
不眠症の治療などに使われる。



このレンデムDが処方された翌日、
皮膚科の先生に呼ばれた。

そして説明されたのが、
皮膚の合併症で、私もこれじゃないかと思っていた
【壊疽性膿皮症】の疑いがある、ということだった。



息子の足はまず痛みと共に腫れた。

なので、細菌からの感染を疑われ
整形外科の先生たちがいろいろ調べて治療をしてくれた。

が、いくら抗生物質を投与ても
患部の膿を取り除く処置をしても
まるで効果が見られない。

そのうちに皮膚が赤黒くなり
黒いシミがまだら模様にできた。

そこで皮膚科の先生の診察となった。



皮膚科の先生は、
潰瘍性大腸炎という病気に合併することのある
この壊疽性膿皮症を疑い、
確定診断をするために生体検査を行いたい、と言った。

つまり、この黒くなっている皮膚の一部を
切り取って検査したいということ。

皮膚を切り取ったあとは2針縫うそうで、
ちょっとした手術みたいになる。

もちろん同意書が必要。

入院して何度目かの同意書にサインした。



皮膚を切り取る方法は

【パンチ生検】

というもので、メスの刃が丸く輪になっているような器具で
グリッと皮膚とその下の組織を切り取るらしい。

直径は5mmほどなので
止血のために2針縫うらしい。



息子もこの説明には同席していたが、
聞いていて「皮膚を切り取る」という言葉から
すごく痛い印象を受けて、動揺していた。

通常は部分麻酔をするのだが
息子の足の生検をする部分は膿がたくさん溜まっていて
麻酔が入らないのだそう。

手術のあとに息子に聞いてみたが
やはり麻酔はあまり効かなかったらしい。

が、そのわりには息子はあまり痛がってはいなくて
聞いてみると。



整形外科で膿を出すために
患部を圧迫する処置に比べたらマシだったって。

圧迫される痛みに比べたら
メスで切られる方がマシだなんて、
息子の足の痛みがどれほどのものだったか・・・

私が想像する以上のものなのだろう。




にほんブログ村 病気ブログ 潰瘍性大腸炎へ
にほんブログ村


にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村