産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
東京は
朝から雨となりました。
気温も下がり
肌寒い一日となっています。
私は朝一で銀行へ。
そしてその後は
鎮守神社に参拝しました。
家を出るときには
降っていましたので
傘をさしていたわけですが
八幡宮さまに着いたときには
雨がやんでいました。
手水を済ませて
拝殿へとむかいますと
ちょうど初宮参りのご家族が
社殿の中で着席されており
私が賽銭箱の前に立ちますと
太鼓が鳴り響きます。
最近
このパターンが多いでしょうか。
神職の方の祝詞に合わせて
私も低頭します。
二十一日連続参拝を終えたのが
4月1日。
あれから
ひと月半と少しが経ったわけですが
この一ヶ月半は
あっという間に感じました。
あの二十一日間のときに感じていた
時間の流れの遅さを思いおこしますと
まるで幻のよう。
ほんとうに時の流れとは
自身の心の状態に比例している
と言わざるをえません。
心が平安なときには
スムースに 滑らかに
時は流れていきますが
不安や心配事を
抱えていますときには
それらの思いが
多大なるブレーキとなり
時間の流れそのものにも
鉄の鎖を繋げるのでしょう。
そんな気がしてなりません。
皆さんも
経験されていることでしょう。
二年前まで
平凡で何も起こらない日常に
愚痴をついておられるご相談や
それらの思いを
SNSで発信されているのを
よく目にしました。
ですが今は
それらを見ることはありません。
この二年間で
日常生活が一変し
これまでの生活が
いかに恵まれていたかということに
多くの方々が気づき
覚醒した結果といえます。
何も起こらないということは
素晴らしく幸せである
ということです。
ただ人生は
じっとしていればいい
というわけではありません。
動くべき時には
しっかりと動き
ときには渦中に
身を投じる必要もでてきます。
そうされることで
ご自身が今世に与えられている役割を
思い出すことにもなるでしょう。
俳優の田村正和さんが
先月に亡くなられていたそうです。
本物の
大スターといわれる方が
またひとり
旅立たれていかれました。
テレビの世界も大きく変わり
これから役者を目指す若者も
激減していくことになるのでしょう。
仕事そのものがありませんから。
劇団そのものの存続も厳しく
私が若かりし頃の
劇団全盛期の活気が嘘のようです。
ひとつの時代が
たしかに終わろうとしているのを
感じずにはいられません。
田村さんのご冥福を
心からお祈りいたします。
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