産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
梅雨が明けて二日目。
夏の日差しがやってきています。
ベランダから見上げる空には
わずかに彩光が見てとれました。
午前中に外を歩いてきましたが
汗が吹き出すこともなく
進める歩に
力感を覚えます。
こういう感覚は
しばらくぶりでしょうか。
高い湿度と土用の期間で
ずっと身体がだるかったものですから
カラっと晴れてくれますと
エネルギーが充電されるようです。
気温が少々高くとも
湿度が高くなければ
私は意外と快適です。
皆さんもそうでしょうか。
ほんとうならば
夏休みの期間で
海へ山へと
ご家族で楽しまれるはずだったのですが
現在の状況では
それも意のままにはなりません。
休みはあって無いような
そんな時間といえるでしょうか。
最近の若者は
一人旅をあまりしないと聞きます。
娯楽の選択肢が増え
家で充分に
楽しめるからなのかもしれません。
大自然や未知なる街
人との出会いに
内なる喜びを求めることが
なくなってきているのでしょうか。
私は19才までを
京都で暮らしていましたが
初めての一人旅が
中三の夏休み
行き先は東京。
2月生まれの私は
まだ14才でした。
東京がどんなところなのかを
見てみたかったし
肌で感じてみたかったんですね。
このときにはすでに
高校卒業したら
東京で一人暮らしをするつもりで
いましたから
初めての下見
といったところでしょうか。
新宿 原宿 水道橋 上野
上野で西郷さんの銅像を
眺めていましたら
巡回中の補導委員に声を掛けられ
家出少年と間違えられたのが
懐かしい思い出です。
「家に電話してください」
と
私からきりだし
親と話をして納得されて
すぐに解放となりました。
「気をつけて楽しんでね」
と優しい言葉も頂戴しました。
次の一人旅は
高二の夏休み。
北海道へ。
十日間ほどでしたか。
京都から日本海側を
列車で10数時間かけて青森まで行き
そこからは青函連絡船で
函館へ。
函館 余市 札幌 野幌 美唄
旭川 上川 静内 様似
もっとたくさん
周りたかったのですが
さすがに北海道は広く
これくらいしか行けませんでした。
旅は心を豊かにしてくれますし
時には大きな気づきも与えられます。
それは貴重な財産。
家にいては
けっして味わうことが出来ない
肌で感じることでしか
得られない宝でしょう。
コロナの影響で
ますます旅する若者が
減ってしまうことを
少なからず危惧していますが
それも仕方のない
流れなのかもしれません。
コロナに関しましては
気をつけながら
丁寧に過ごすことは大切ですが
必要以上に
恐れる必要はない
と感じています。
東京で今日は
~百人感染しました
と聞いたところで
実際はその
何倍~何十倍もいるでしょうし
人と人との出会いが
縁であるように
全ての事柄は
ご縁と言える部分があるからです。
経験することになっていた
体験する必要があった
そう思えば
人生には
不平不満が
ほとんどなくなることでしょう。
この夏休み
若い人たちは
どのように過ごしているのかな・・・
ふと
そういう思いに捉われていましたら
今日の記事になりました。
いい夏を過ごして欲しいと願っています。
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