産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
週末に入りました。
今日から19日までの三日間
浅草では三社祭です。
三社祭は
毎年五月に行われる東京都台東区浅草の
浅草神社の例大祭です。
正式名称は「浅草神社例大祭」
近年は御朱印ブームだそうですが
元号が令和に変わり
さらに加熱しているのは周知のところです。
少々異常ともいっていい。
明治神宮では御朱印を手に入れようと
5月1日には最大で9時間待ちの行列ができたのは
記憶に新しいところです。
浅草神社でも
ゴールデンウイークの10連休の期間中
御朱印を巡って
トラブルが相次いでいたことが明らかになりました。
4月末から5月初めにかけ
神社では改元を記念した御朱印を配りましたが
それを手に入れようと
多くの参拝客が押し掛けたため境内は混乱し
対応にあたっている神社の職員や巫女さんに対して
・暴言・恫喝また暴力に近い行為に及ぶ人々
・1人の職員を取り囲み罵声を浴びせる人
・説明をしている最中に大声を出し遮る人
・遠方より来ている事を理由に特殊な対応を求める人
・整理券をひったくるように受け取る人
・神社をサービス業と捉えて、受付時間の変更を提案する人
・「こっちはお客さんだぞ」と言う人
上記のような事例があったそうです。
いやはや嘆かわしい話ですが
まぎれもない事実です。
神社を何かの店と
勘違いしているのでしょうか。
浅草神社さまでは毎年
祭りの期間中には三社祭の「特別御朱印」を配っていましたが
今年は特別御朱印を配布しないことを決められました。
理由は
「参拝客のマナー違反」
とのこと。
「祈りと感謝を捧げる信仰の場である神社に対し
個人の価値観による利便性を求められる風潮となり
大変残念に思います」
「令和元年の記念すべき祭礼に合わせて
多くの方に特別御朱印をお受け頂きたいところですが
先に記した今回のような事態を鑑みて
また祭礼期間中の混乱を避ける為にも
今年の三社祭特別御朱印の頒布は
残念ながら見送らせて頂きます」
と仰られています。
こういう理由で御朱印が中止されるのは
私は記憶にありません。
もちろん
一部の方々の行為ではありますが
ほんとうに
やりきれない思いですね。
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