産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
この世界の全てが
バランスで成り立っているのですが
人間として捉えた場合
男性と女性が存在しています。
引きあった男女間には
いろいろな段階の結びつきがあり
それはおおまかに三つに分けるとすれば
次のようになるでしょうか。
肉体的な欲求が強く
それが主となる関係
精神的な部分で
強く惹かれあっている関係
魂（たましい）のレベルで
理解しあえる関係
一つ目の関係はさておき
二つ目の
精神的な部分で強く惹かれあっている関係は
しっかりとした会話が成立する関係です。
お互いが
相手のことを思いやりながら
言葉を交わすことができます。
そして共に
理解しようという姿勢がある関係です。
もちろんぶつかることもあり
価値観の相違などもありますが
魂の修行という意味では
夫婦の場合は
理想の間柄といえるでしょう。
価値観の違いで離婚を選ばれる御夫婦も多いのですが
それは互いの成長の上では
とてもありがたい要素といえます。
最後の
魂のレベルで理解しあえる関係というのは
少し現実的でない感覚が伴います。
たとえば
会話が一切なくても
テレパシーで
会話ができるような関係といえるかもしれません。
互いが同じ空間に居ることが
とても心地よく
それはとても精妙な
光に包まれたような感覚ともいえます。
そして互いが
前世からの縁（えにし）も
強く感じとることができるでしょう。
しかし残念ながら
この魂のレベルの関係の相手が
自分の伴侶になることはほとんどありません。
夫婦という形態は
大きな学びの場ですから
魂のレベルで理解しあえる相手では
ご自身の修行にはあまりならないからです。
このレベルの男女が夫婦と成りえるのは、
人間としての学びが終わりに近づいた
魂同士だけでしょう。
ですからこの世界では
ほんとうに少ないといえます。
人間は
年齢を重ねるごとに喜びが増えていきます。
肉体的な衰えや身体の不具合なども出てきますから
つらい部分も比例してたくさん増えるのですが
だからこそ
若い頃には見えなかった領域
気づけなかった大切なことに
ようやく思いが届くようになります。
老いることは
どんどんと無くなっていくことではありません。
残された時間は
短くなっていくのですが
魂のレベルでは
むしろ
育っていく世界です。
そのことが理解できるようになりますと
人生最後の一瞬
そのときまで全てが
至福の時間となり得ます。
あなたの人生は
まだまだこれからといえます。
