こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
本日は
昨日の記事の続きとなります。
部屋を出た私とI社長は
隣の部屋へと向かいました。
隣は社長室であり
プライベートの部屋でもあるということです。
後に
「コンサルのあとで こちらの部屋をお見せしたかった」
と仰っておられました。
部屋に案内されて入りますと
その「お見せしたかったもの」が
すぐに私の目に飛び込んできました。
そして隣の部屋でお話しているときに
「こっち こっち」
と私の心に呼びかけていたものが何であるかも
すぐに判明しました。
私の目の前には
それはそれは凄い神棚がありました。
I社長は
これを私に見せたくてしかたがなかったそうです。
「ちょっと自慢したかった」
と笑って仰っておられました。
再度ことわっておきますが
この記事はご本人さまの了解を得て書かせていただいています。
この凄い神棚は
棚板が2メートルほどもある特注品です。
その上に
これも特注品という
見事な龍の彫り物が施された
三社仕様の巨大なお宮が乗っています。
私は仕事柄
今までに数多くの神棚を見させていただきましたが
これほどまでに立派なのは
初めてでした。
これだけでしたら
何の問題もない超豪華な神棚で済むのですが
問題は
棚板に乗っている
他の神社の御神札ともろもろの物。
直径10センチを超える水晶の玉。
アメジストの石
陶製の巨大な招き猫
熊手(これもでかい)
宝くじ祈願の置物
木彫りの大黒さま
ドリームキャッチャー
立てかけてある他の神社のお札は
実に11社にのぼります。
皆 そうそうたる有名な神社ばかりです。
私は年に数回ほどですが
神社に呼ばれて参拝にいきます。
この「呼ばれて」というのは
私の意識にアクセスしてくる感覚なのですが
これは神棚からもあるんですね。
クライアントのご自宅や
会社などで
呼ばれて というより
SOSのメッセージが入ることがたまにあります。
これは
神さまからの悲鳴ともいえるものです。
I社長のこの豪華極まりない神棚は
あまりにいらない物が多すぎて
神棚として機能していませんでした。
機能していないというよりも
私の元へは
いろんな神さまからの悲鳴とも苦情ともいえるものが
どんどんと伝わってきています。
神棚はシンプルに
そして最適な御神札を祀り
日々のお世話をかかさないことで
最大の御力を発揮されます。
余分なものは
いっさい必要ありません。
水晶やパワーグッズ等はもちろんのこと
必要のないお札を祀りますと不調和となり
かえって御力を発揮できません。
一般的なご家庭では
神社庁などが推奨されているのは
三社仕様のお宮の場合は
真ん中に神宮大麻を
そして向かって右に氏神さま
向かって左に信仰されている神社
ということになります。
もちろんこれでもかまわないのですが
さらに良いのは
向かって右に家長の方の産土神社のお札を
向かって左に家長の方の鎮守神社のお札をお納めするのが
最適な形となります。
氏神さまと信仰する神社の場合は
信仰する神社があまりに格上ですと
向かって左にお納めしますと
バランスがよくないんですね。
じっさい
怒られる神さまもおられますから
気をつけなければなりません。
神棚では
真ん中が最上位
次に右 その次に左という順になります。
また
会社やその他の施設などの神棚では
お納めするべき御神札も変わってきます。
お納めするべき最重要かつ
最適な神社の御神札というものがありますから
注意が必要となります。
ちなみにI社長のこの神棚には
右に明治神宮
左に靖国神社のお札が納められていました。
というわけで
半べそになりそうなI社長を横目にしながら
神棚に乗っているものを全て降ろすことに。
断捨離ですね(苦笑)
そして清め方
お札の返却の仕方などと共に
必要な神社のお札もお伝えしました。
その後すみやかに
神棚をシンプルに整えられたI社長から
その4日後には
大口の契約がひとつ成立しましたという
喜びのご連絡をいただきました。
そんなものです。
電話口で
何度も頭を下げられているご様子がうかがえ
懐石料理にもご招待いただきましたが
それは丁重にお断りをしました。(笑)
これは私の力でも何でもありません。
神棚が
本来の御力を発揮できるようになった
ということにすぎないんですね。
I社長はもともと神仏を尊ぶお気持ちが
とても強い方で
神さまからも
とても好かれているお方といえました。
神さまも
応援がしたくして仕方がなかったわけです。
ただ
神棚の祀り方が
基本からかなり外れていましたので
御力を発揮できず
それではと
守護の神さまからの導きで
私とのご縁が繋がったといえるのでしょう。
シンプル イズ ベスト
という言葉がありますが
神棚はそれに当てはまります。
最適な御神札をお祀りし
そして日々の感謝のお世話をかかさなければ
あなたのご自宅や会社でも
そこは最高のパワースポットとなることでしょう。