こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
今日の昼間のことですが
お天気がよかったものですから
近くの緑道まで散歩にでかけました。
緑道のそばまで来ますと
作業服姿の年配の女性の方がふたり
ドブの清掃をされていました。
女性の方は
私よりもひとまわりくらい
年齢が上でしょうか・・
お二人とも
70過ぎくらいだと思います。
お二人はアスファルトの地面に
四つんばいになられながら
ドブに手を突っこまれて
草木や泥などをかきだされていました。
その手は驚いたことに
ゴム手袋などもされておらず素手でした。
私はすぐそばで歩をとめ
少し見ていたのですが
背中越しに
その視線に気づかれたのでしょう
私のほうを振り返えられました。
私は咄嗟に
「ごくろうさまです」
と軽く低頭しました。
すると満面の笑顔で
「お日さまは気持ちいいわねー」
と仰られました。
伝わってくるのは
とても高貴な波動です。
思わず
菩薩さまにお会いしたような気持ちにかられました。
「素手ではたいへんではないですか?」
「ゴム手袋 嫌いなの こちらのほうが気持ちいいから」
額に滴り落ちる汗も気にされずに
笑顔で話されます。
その後
二言三言お言葉を交わして
その場を後にしたのですが
私は近くの自動販売機で
冷たいお茶を二本買い
引き返して
お二人にお渡ししました。
お二人ともたいそう喜ばれて
何度も頭を下げられます。
いえ・・
頭がさがるのはこちらです。
ありがとうございます。
汚いと思われて避けられている仕事ほど
美しいものはありません
今日の出会いは
神さまからのプレゼントですね。