産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
彼岸入りの今日
私は一日オフとさせていただきました。
丸一日仕事から離れるのは
久しぶりだと思います。
昨日から
「さて 明日はどうしようか・・・」
と考えていたのですが決められず
朝起きてから決めることにしました。
そして今日を迎えて
私は上野へと足を運ぶことに。
訪れた先はこちらです。
東京国立博物館
こちらでは現在
平安の秘仏－滋賀・ 櫟野寺 ( らくやじ ) の大観音とみほとけたち
という特別展が開催されています。
「これは行きたいな」
と前から思っていたものですから
彼岸入りの今日
素晴らしい御仏（みほとけ）にお会いするのも
先祖も喜ばれるだろうと感じたんですね。
滋賀県甲賀市の天台宗の古刹 櫟野寺(らくやじ)は
重要文化財に指定される平安時代の仏像が
20体も現在に伝わります。
20体すべてが寺外で展示されるのは初めてとのこと。
ご本尊の十一面観音菩薩坐像は像高が3mもあり
ほんとうに圧巻でした。
分けてだとは理解していますが
よく運びだされたものです。
（展示室の撮影は禁止されています）
同室内に
十一面観音菩薩坐像を取り囲むような形で
他の仏さまも配置されているのですが
私は順番にご挨拶していきます。
手を合わせて
すごく小さな声で真言を唱えながら周ります。
私だけでなく
手を合わせて低頭しながら周られている
年配の方が多く見受けられます。
お気持ちがわかります。
この中に
地蔵菩薩坐像さまがおられるのですが
私が真言を三度唱えますと
手に持たれている錫杖（しゃくじょう）が
振り上げられて
私の頭の上で
カラカラカラと鳴らされました。
もちろん
見た目には何も変化はありませんが
私がそう感じとったにすぎません。
低頭しながら
ありがたく御仏徳をいただきました。
思わぬサプライズに
感謝の思いでいっぱいです。
私の守護仏さまも ご先祖さまも
たいへん喜んでくださったことでしょう。
今日はいいお彼岸の初日を迎えることができました。
帰宅してからも
のんびりと過しています。
心が穏やかなエネルギーに
充たされているのを感じますし
明日からはまた
仕事に清を出すことができそうです。
皆さまも
素敵な秋彼岸を過されますように。
