産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
２０１５年度の秋彼岸の中日（ちゅうにち）
秋分の日も
あとわずかで過ぎ去ろうとしています。
今日は夕方をすぎ
たくさんのメールが届き始めました。
それらのほとんどが
今日という日に
お墓参りや
産土神社参拝などに行ってこられた方からの
御礼のメールです。
そのどれもが
感謝の思いに溢れており
読ませていただいて
幸せな気持ちに満たされました。
私に対しての
御礼のメッセージも
したためられているのですが
私はきっかけを
作らせていただいたにすぎません。
全ては皆さんが導きに気付き
自ら行動を起こされた結果です。
今日という日は
二年前の２０１３年９月２３日に
天台宗の僧侶で
比叡山延暦寺の大阿闍梨（だいあじゃり）
酒井雄哉師が今世を去られた日となります。
あれからちょうど
二年が経ちました。
私が若い頃に
阿闍梨さまのことをテレビで拝見し
それから月日が流れて
実際に何度もお会いできるようになり
それは私にとって
まさに宝のような時間となりました。
私が現在このような
仕事をさせていただいているのも
阿闍梨さまの存在が
大きく影響していますし
私自身も日常生活において
ふと立ち止まって我が身をふりかえるときに
阿闍梨さまと過ごした時間や
お言葉を思い出すことが多々あります。
行く道は精進にして 忍びて終わり悔いなし
高倉健さんが阿闍梨さまより贈られて
座右の銘として
大切にされていた言葉です。
阿闍梨さまが二度目の千日回峰行を
満行されたのが
６０歳と１０ヶ月のとき。
私はまだ
その年齢にも到っていません。
私自身も
これからが本当の
精進の日々であるかな・・と感じています。
今後も
素直さと謙虚な思いで
生かされていることに感謝を忘れず
与えられている役割を
果たしてゆければと思っています。
西の空に広がる淡い色の夕焼けに
西方浄土を感じながら
今日は穏やかな思いに満たされた一日でした。
