こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
本日はお盆
迎え火を焚く日です。
昨夜の夜中の三時過ぎなのですが
ピンポーンという
ドアのチャイムの音で目が覚めました。
咄嗟にインターホンのライトを確認しましたが
消えていましたので
実際には鳴っていないわけです。
音は
私の心の中だけで
鳴ったようでした。
家族のものは寝ていますが
布団の上に座った私は
部屋の空気が
濃厚になっているのを感じます。
どうやら
ご先祖さまが来られたようでした。
まだ迎え火を焚く前なのですが
私は日頃から先祖の供養として
神棚でのお祈りの他に
お経も唱えますし
神社や仏閣にも
先祖をお連れしています。
そうしてしっかりと
絆が出来ているご先祖さまは
迎え火を焚くまでもなく
自らやってこられたようです。
ご先祖さま御一行
第一陣といったところでしょうか。
後ほどには迎え火を焚き
多くのご先祖さまを
お迎えしたいと思います。
今日は午前中に産土神社鑑定の
仕事を済ませた後
午後から般若心経を
半紙に何枚も書かせていただきました。
これは私にとって
毎年恒例の行事となります。
身体を清めた後に身なりを整え
香を焚きます。
そして正座をして
半紙に一気に書き上げていきます。
私は一文字 一文字
丁寧に書くというよりも
一気に書き上げていくものですから
字はあまり綺麗とはいえないでしょうか。
何枚も何枚も
一気に書いていきます。
そしてこの紙は
迎え火 送り火に使うんですね。
焙烙(ほうろく)の上に
般若心経を書いた半紙をたたんで敷きます。
その上に
おがらを組んでいきます。
夕方になり
迎え火をするときには
このやぐらの真ん中にも
般若心経を書いた半紙を丸めて入れ
そして火をつけます。
私はその火を見ながら
般若心経を唱えてご先祖さまを迎えます。
例年いつも
午後五時ぐらいに行っています。
皆さんも
それぞれの形
それぞれの思いで
いいお盆を過ごされてくださいね。
この期間に
神社参拝やお寺の参詣に行かれれば
縁あるご先祖さまもたいへん喜ばれ
ご先祖さまの霊格アップの後押しにもなります。
できましたら
そういう時間をつくりましょう。