こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
昨日は満月でしたが
夜には雲がかかった
風情のある月を拝することができました。
ああいう月の姿を見ますと
笛が吹きたい思いにかられます。
龍笛(りゅうてき)や篠笛(しのぶえ)が
吹くことができれば
どれほど心地良いだろうかと・・
私は笛は持っていませんし、
習ったこともないので
吹くことはできないのですが
30代の半ば頃に
真剣に習いたいという気持ちに
なったことがありました。
現実的に
東京のマンション住まいでは
部屋の中で笛の練習などできませんから
習得は無理かな・・
とあきらめてしまったんですね。
実際は
他にも方法があったと思うのですが。
龍笛の音色や琵琶の音などを聞きますと
魂が揺さぶられる自分がいます。
遠い昔
平安時代の頃かもしれません。
その頃の前世の記憶が
私に語りかけてくるようにも感じます。
私が鎌倉に行ったときには
必ずといっていいほど
立ち寄るお寺があります。
宝戒寺(ほうかいじ)
鶴岡八幡宮の近くにある
天台宗の小さなお寺です。
花の名所としても、知られています。
今から25年ほど前のことですが
こちらの本堂で
静御前(しずかごぜん)の物語の
舞台がありました。
劇団の名前は忘れてしまいましたが
それは素晴らしかったのを覚えています。
夕闇の中に溶け込む
龍笛の音色は
まさに平安時代に
タイムスリップしたかのようでした。
今でこそ
屈指の観光地として栄える鎌倉ですが
歴史を思うと
とても悲しくも辛い過去が垣間見えてきます。
それを感じられるからこそ
この地には強く惹かれるともいえるのでしょう。
仕事がひと段落したら
鎌倉に行ってこようと思っています。
真夏が来る前に
のんびりと歩いてきたいですね。