出雲大社も平成の大遷宮が行なわれました。
その波及効果もあり、
本年は空前の神社参拝ブームとなっているようです。
ブログをたどってみましても、
神社参拝ツアーをされておられる方が、
短時間で数十人ほど見つけることができます。
参拝者が増えるということは、
いいことです。
ですが、
そこになぜ行くのか。
それをしっかりとご自身の心に確認されてから、
参拝に行かれてほしいと願っています。
神社参拝が自己満足の観光旅行で終わるのか、
それともあなたの人生にとって、
とても有意義なひとときとなるのかは、
御本人の心構え次第です。
胸に秘めたる思いがある参拝ならば、
あまりにもラフな服装はやめるべきです。
できれば正装をして、
心静かに神前に立ちましょう。
鳥居をくぐって神域に入ったときは、
私語を慎み、
神仏に意識をむけるんです。
神仏と感応できなくとも、
嘆くことはありません。
感応しようとする思いがあれば、
それはしっかりと伝わります。
神社参拝は、
神仏にお会いする(お目通り)のが目的です。
そのことを
くれぐれも忘れないようにされてくださいね。
神仏は本殿だけでなく、
鎮守の森や池、川、岩、山などの
大自然に宿られておられることが多いです。
それらのことを、神籬(ひもろぎ)といいます。
古神道の初めの形をとどめているのが、
奈良県桜井市にある、
大和国一宮、大神神社(おおみわじんじゃ)です。
大神神社には拝殿しかなく、
後ろにひかえる三輪山が御本殿となります。
![$幸せを呼び込む神社 神さまからの後押しをいただく参拝とは](https://stat.ameba.jp/user_images/20131008/17/ubusuna-jinja/68/7d/j/t02200147_0450030012709728946.jpg?caw=800)
御神体である三輪山に
現在は入山できますが、
明治期までは一般の入山は禁止でした。
(私も恐れ多くて、とても入る気にはなりません)
禁足地といわれる場所が、
現在は開放されている場所がたくさんあります。
これはたいへん危険な側面も持ち合わせており、
大切な神域が汚されている現状にも繋がっています。
このような場所に立ち入られる方は、
くれぐれもご無礼の無いように、
細心の注意をしましょう。
神仏にも感情があります。
参拝ツアーなどをしておられる方は、
とくに気を配られてくださいね。
よろしくお願い致します。