アユタヤ街歩き&観光中。
最初のメジャーな観光スポットである、ワット・マハタートにやってきました。

入口にお土産屋さんが多く並んでいたり、
広いバス用の駐車場があったりと
いかにも観光地らしいエントランスです。

入場券(50バーツ)を買い、さっそく中へ入ります。
・・・それにしても周りは中国人だらけです。
ちょうど旧正月の時期に当たっていたからなのか、
やはりチャイナマネーの威力が半端なくなっているからなのか・・・。

入ってまず思うのが、とにかく広いです。
通りすがりに眺めてきた他のアユタヤの寺院とは規模が違います。

塔のような建築物がならんでいます。これだってそれなりに立派な
姿ですが、このワット・マハタートが13世紀に建てられたときには、
一番高い建物は高さ50メートルにも及んだらしいです。ただ、
残念ながら戦争で侵攻してきたビルマ軍に破壊され、今では
その痕跡を残すのみとなってしまったとのことです。

こっちには、柱の跡だけが残っていました。
建物以外に破壊の被害に遭ったのが、多数の仏像です。

仏像自体は残されているものもありますが、
そのほとんどは首から上を切り落とされていて、頭がなくなっています。
一説には、頭部に金の装飾が施されていたので、これを持ち帰ったのだと
いう話もあるようです。

いずれにせよ、ここまで徹底的に破壊しなくてもよかったんじゃないか?
と思うのは、平和ボケした日本人の歪んだ感性なのでしょうか・・・。

ちなみに、いくつか頭が残っている仏像がありますが
この頭部は近年になり修復されたものだとのことです。
もう一つこの寺院で有名なのが・・・

切り落とされてしまった頭が、木の中に取り込まれています。
アユタヤのパンプレットには、だいたい載っている有名な仏像です。
自分の仲間?が首を落とされ、寺が破壊される様を見てきた
そんな戦争時代を伝える"声なき語り部"といった姿なのでしょうか。
世界的に軍事力を増大させつつある流れになりつつ今、
この仏様は何を考えているのでしょうか・・・
などと、NHKっぽい瞑想をしてみながら
先へ進むことにしました。
あ、ちなみに・・・

あくまでも仏像は敬うべき対象ですので、
見下ろさないよう、写真を撮るときはしゃがんで
頭より上に立たないようにしないといけませんよ!

残されている壁も、今にも倒れてしまいそうです・・・。
(レンズが歪んでいるんじゃないですよ、物理的に傾いてるんですよ!)

大きな階段が残されていました。
壊れる前の建物は、さぞ立派なものだったのでしょう。

建物が朽ちているのは、軍により破壊されただけでなく
レンガ造りの建物が構造的に脆かったということもあるのでしょう。
私は、古きものは残っているだけで素晴らしいものだと思う人間なので
高温多雨多湿の環境でいつ崩壊するかわからない残りの建物が
これからもアユタヤの平和な日々を見守ってくれることを願います。


